葬儀を行わずに火葬のみを行うには、「直葬(ちょくそう)」または「火葬式」を選んで、葬儀社へ依頼します。
とはいえ、直葬と火葬式にはどのような違いがあるのか、ご存知ない方は多いと思いますが、必要な費用や流れを知りたい方もいらっしゃるでしょう。
火葬にあたっては守らなければならない法律や必要な手続きがあり、火葬後の遺骨の行方についても注意しなければなりません。
そこで、本記事では旭川市の直葬や火葬式に関して、知っておきたい知識をまとめてご紹介しますので、どうぞ参考になさってください。
旭川市の火葬方法
旭川市での火葬は、唯一の火葬場である「旭川聖苑」にて行います。火葬場の詳細や利用にあたって注意すべき点をご紹介しますので、ご確認ください。
旭川市の火葬場「旭川聖苑」について
住所:〒078-8205 北海道旭川市東旭川町倉沼62-33
火葬料金と施設利用料
【火葬料金】
区分 | 単位 | 旭川市民 | 旭川市民以外 |
12歳以上の遺体 | 1体につき | 12,000円 | 24,000円 |
12歳未満の遺体 | 1体につき | 8,000円 | 16,000円 |
死胎(妊娠4ヶ月以上の胎児) | 1体につき | 4,000円 | 8,000円 |
埋葬された遺体 | 1体につき | 4,000円 | 4,000円 |
胞衣産わい物及び人体の一部 | 1Kgまでごとに | 400円 | 400円 |
【施設使用料】
区分 | 単位 | 料金 |
待合室 | 1室につき | 5,100円 |
霊安室 | 1体24時間までごとにつき | 2,050円 |
旭川市の火葬における注意点6つ
旭川市の火葬では、気を付けなければならない6つの注意点があるため、重要な順序でご紹介します。
- ・火葬は死後24時間経過しなければできない
- ・火葬許可証が必要
- ・火葬では必ず棺と骨壷が必要
- ・棺へ入れてはいけない物がある
- ・火葬や霊安室や待合室の利用にはルールがある
- ・ゴミは必ず持ち帰る
火葬は死後24時間経過しなければできない
日本では火葬にあたって、死後24時間経過しなければならないことが法律で定められています。
現代の医学では、亡くなった人が蘇生することはあり得ませんが、昔は仮死状態の方が葬儀中に息を吹き返すこともあったと言われています。
そのため、亡くなった方へ対する万全な火葬への取り組みとして、必ず安置しなければならないことが義務付けられるようになりました。
なお、亡くなった日時は、医師によって死亡診断書または死体検案書へ明記されています。
また、火葬や埋葬は許認可を受けた火葬場や墓地で行わないと、死体遺棄罪・死体損壊等罪にあたり、3年以下の懲役が科せられるため、必ず法律を厳守しましょう。
火葬許可証が必要
火葬にあたっては、火葬の受付時に火葬場へ「火葬許可証」を提出しなければなりません。
旭川市では、死亡診断書(死体検案書)と同一の用紙の死亡届と、死体火(埋)葬許可・旭川聖苑使用申請書を役所へ提出することで火葬許可証を入手できます。
出典:死体火(埋)葬許可・旭川聖苑使用申請書(旭川市公式サイト)
一般的にこれらの役所手続きは、葬儀社によって代行してもらえるため、葬儀社へ任せることがスムーズです。
というのも、もし死亡診断書の原本を紛失してしまうと、火葬ができなくなってしまううえ、死亡届は死後7日以内に提出しなければなりません。
出典:死亡届(法務省)
さらに、死亡診断書は後々の故人に関するさまざまな手続きで提出が求めらるため、事前に複数枚のコピーを取得しておく必要があります。
法律を守って、安全かつ速やかな手続きのためには、葬儀社へ委ねることが最良です。
火葬では必ず棺と骨壷が必要
火葬にあたっては、必ず棺と骨壷が必要になり、ご遺体は棺へ納めて搬送するため、事前に葬儀社へ手配しましょう。
葬儀場は多くの方が利用する公共施設で、旭川市の旭川聖苑も多くの人で混雑することがあります。
ご遺体のまま火葬場の施設内を運ぶことはマナー違反でもあり、周囲に迷惑をかけるため、絶対に控えてください。
旭川聖苑では、霊安室を利用する際も専用口からの搬送となり、不審な第三者による侵入を回避する目的で入館手続きが必要なため、必ず葬儀社の指示に従いましょう。
棺桶のサイズは標準が180cm(6尺)ですが、一般的に子ども向けの小さな棺から、体格の大きな方の棺まで、故人に合わせて選ぶことが可能です。
また、火葬後は立ち会った方の骨上げによって、骨壷へと収骨し、骨壷をご自宅へ持ち帰ります。
旭川市の骨壷は、基本的に6寸サイズですが、骨壷の大きさは故人に合わせてご用意することも可能なため、葬儀社へご相談ください。
なお、骨上げする遺骨の量は地域によって異なりますが、旭川市はすべての遺骨を収骨する全部収骨の地域です。法律違反にならないよう、必ずお持ち帰りください。
棺へ入れてはいけない物がある
故人の思い出の品などを一緒に火葬したい方もいらっしゃると思いますが、旭川市では、次のような品物を棺へ入れることが禁じられていますのでご注意ください。
- ・ライターや缶詰等、破裂するおそれのある物
- ・プラスチックやビニール製品、貴金属等、溶融するおそれのある物
- ・時計、カメラ、ゴルフクラブ、陶磁器等、燃えない物
- ・本、衣類、布団、果物等燃えにくい物
また、棺の上へ花束を乗せて火葬をする際にも、遺骨が着色するケースがあるため注意しましょう。
火葬場は多くの方が利用する公共施設のため、危険物や設備に支障をきたす品物、有害物質による大気汚染の可能性がある品物との火葬は禁じられています。
棺へご遺体を納棺する際、基本的には葬儀社がチェックを行いますが、お別れにあたって故人へ想いを届けたい場合は、お手紙などの燃えやすい品物を検討しましょう。
火葬や霊安室や待合室の利用にはルールがある
火葬のほか、霊安室や待合室の施設にはルールがあり、必ず最初に受付を行い、利用時間を厳守しなければなりません。
地域によっては、事前予約により火葬日時を決めることが可能ですが、旭川市の旭川聖苑では、火葬は基本的に当日の受付順となっているためご注意ください。
名残惜しさもあると思いますが、お別れは10分程度で速やかに済ませなければならず、他の利用者へ迷惑のかからないようにします。
火葬には60~90分程度の時間を要するため、火葬場の待合室やロビーで待機いただき、火葬が終わったら収骨室で骨上げを行う流れです。
なお、1月1日・2日、毎月第2友引日以外であれば、事前予約により友引日の火葬も可能なため、希望があれば葬儀社へ相談しましょう。
ゴミは必ず持ち帰る
旭川市の旭川聖苑には、売店と軽食喫茶を兼ねたお店があるため、どなたでも気楽にご利用いただくことができますが、ゴミは必ずお持ち帰りください。
地域の皆さまが旭川聖苑を快適に利用できるよう、葬儀社各社では必ずチェックを行うよう心がけていますが、神聖な場所を汚さないようにどうぞご協力ください。
旭川市の葬儀社「弘善社」の直葬と火葬式の違い
直葬と火葬式は同じように認識されがちですが、旭川市の葬儀社である弊社「弘善社」では、きちんと分類していますので、詳しく解説します。
直葬とは?
直葬とは、火葬のみを行う火葬方法で、火葬にあたって最小限となる次の品物しか用意しないため、葬儀費用を極限まで抑えることができるメリットがあります。
- ・安置場所
- ・寝台車
- ・棺
- ・ドライアイス
- ・骨壷と骨袋
すぐに火葬をしたい場合でも、基本的に亡くなった病院や警察などから搬送して、そのまま火葬することはしません。
旭川聖苑の霊安室、もしくは葬儀社の安置施設やご自宅へ搬送して、ご遺体を安置します。
その後、必要手続きを行って火葬となりますが、一般的には翌日以降の火葬となるのが通例です。
火葬式とは?
火葬式とは、直葬と同じように火葬を目的とした火葬方法ではありますが、故人の供養を重視している点が大きなメリットとなり、用意する品物も異なります。
- ・安置場所
- ・寝台車
- ・枕飾り
- ・枕花
- ・仏衣
- ・線香・ローソク
- ・棺
- ・ドライアイス
- ・骨壷と骨袋
亡くなった故人へは、あの世への旅立ちに際して仏衣(死装束)を着用します。
また、火葬式では、枕飾りや仏花、線香やローソクなどの準備もあり、家族や親戚がご供養できる点が直葬との大きな違いです。
弘善社の火葬料金について
弊社・弘善社では、地域最安値の料金設定で直葬・火葬式を承っています。
直葬の火葬料金
通常料金:78,000円(税込85,800円)
期間限定料金:72,000円(税込79,200円)
2023年12月~2024年2月末まで、期間限定料金にてご利用いただけます。
昨今の物価の値上げにより、日常生活だけでも厳しいという声を多く耳にするようになりましたが、突然のご逝去に際してお困りの方もいらっしゃるでしょう。
弘善社では、ご予算の少ない方でも安心して火葬が行えるように、割引キャンペーンを実施することにいたしました。
火葬式の火葬料金
190,300円(税込209,330円)
火葬だけで良いのかどうか戸惑う場合、火葬式ならご予算の少ない方のお葬式としてご利用いただけます。
「お坊さんはいらない」「お通夜や葬儀は必要ない」といった場合のごく少人数のお葬式にあたって、ご検討ください。
弘善社の火葬におけるメリット
弘善社の火葬には3つのメリットがあるため、ご紹介します。
- ・旭川聖苑から近いため搬送費用が安い
- ・旭川市内に斎場が4ヶ所ある
- ・安心のコープの斎場
旭川聖苑から近いため搬送費用が安い
火葬費用では、ご遺体の搬送代が必要となり、搬送費用は移動距離によって課金対象になります。
弘善社は火葬場の旭川聖苑から近い距離にあるため、多くの火葬のケースで追加費用が発生しません。
旭川市内に斎場が4ヶ所ある
旭川聖苑の霊安室に空きがないや、受付日時以外や深夜の搬送・安置にあたっても、弘善社なら臨機応変に対応が可能です。
弘善社は旭川市内に4ヶ所の斎場を運営しており、各斎場に安置施設を完備しいるため、安心してお任せいただけます。
安心のコープの斎場
弘善社は、知名度の高いコープの家族葬「ウィズハウス」として、北海道旭川市で斎場を運営している地元の葬儀社です。
定期的に見学会やイベントも開催しているため、お気軽に足を運んでいただければと思います。
まとめ:旭川市の火葬に関しては弘善社の無料相談をご利用ください!
旭川市の火葬や、直葬と火葬式の違いについてご紹介しましたが、まとめると次のとおりです。
- ・旭川市の火葬は旭川聖苑で行う。旭川聖苑を利用するには、事前の手続きや受付が必要となり、法律や規則を守らなければならない。
- ・火葬にあたっては、必ず棺や骨壷が必要となり、棺へは入れてはいけないものがあるため注意する。
- ・旭川市では直葬と火葬式と分類しており、直葬は火葬のみ、火葬式は故人の供養ができる違いがある。
なお、第三者が生活保護受給者の火葬をする場合や、生活保護受給者が火葬を行う場合は、事前の申請手続きにより、葬祭扶助が受けられる可能性があります。
対象者は火葬料金、負担0円の無料で直葬を執り行うことが可能なため、迷う場合は、365日24時間対応している弘善社までお問い合わせください。
そのほか、旭川市の火葬や、直葬・火葬式にあたって気になることや、具体的なお見積りのご要望など、どうぞお気軽にご相談ください。