お葬式のこと

旭川市で安い葬儀をする方法とは?葬儀費用を抑えるポイントを解説

お葬式にあたっては、できるだけ葬儀費用を安く済ませたいと思う方が多いでしょう。

たとえ葬儀プランの料金が安くても、追加費用が発生すると、かえって割高になってしまう可能性があるため注意しなければなりません。

また、旭川市の葬儀には特徴があり、費用を抑えるポイントがあるため、本記事では安い葬儀を行うためのコツについて解説します。

葬儀社の態度や対応が悪く、安かろう悪かろうといった葬儀とならぬよう、後々後悔しないための対策についてもご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

旭川市の葬儀の相場費用とは?

旭川市の葬儀

旭川市で安い葬儀を行うにあたっては、まず地元の葬儀代の相場費用を把握しておきましょう。

北のお葬式が発表した2023年の北海道の葬儀に関する調査結果によると、最も多い葬儀は「家族葬」で、平均費用は「50~100万円未満」となっています。

出典:【2023年】北海道の葬儀の種類と葬儀代やお布施の平均費用の調査結果(北のお葬式)

また、お葬式では葬儀費用にもお布施が必要となり、お布施の相場費用は15~25万円です。お坊さんを呼んで読経をしてもらう際には、別途用意しておきましょう。

旭川市で葬儀費用を抑えるポイント

葬儀費用

旭川市の葬儀には特徴があり、葬儀費用を抑えるには、知っておきたいポイントが2つあります。

  • ① 火葬場に葬儀施設がなく火葬は先着順
  • ② 風習によりお香典から葬儀費用を負担できる

① 火葬場に葬儀施設がなく火葬は先着順

旭川市の「旭川聖苑」は、旭川市民が利用する唯一の公共火葬場です。利用にあたっては、次の3つの事情を理解しておく必要があります。

  • ・火葬場で葬儀ができない
  • ・霊安室に必ず安置できるとは限らない
  • ・火葬は予約制ではなく先着受付順

火葬場で葬儀ができない

旭川市の旭川聖苑は基本的に火葬施設として運営されており、葬儀場として祭壇の設置や参列者を伴う葬儀の儀式を行うことはできません

つまり、葬儀を行うには、民営斎場を利用する必要があり、「斎場」「セレモニーホール」「葬儀会館」といった名称の葬儀式場を利用することが必要です。

霊安室に必ず安置できるとは限らない

旭川市の旭川聖苑には、1日24時間2,050円の安い費用でご遺体を安置できる霊安室がありますが、365日24時間受け付けているわけではありません

いつでも空きがあるとも限らず、不可能な場合には、ご自宅や葬儀社の安置施設へ搬送する必要があります。

火葬は予約制ではなく先着受付順

旭川市の旭川聖苑の火葬施設は、予約制ではありません。当日の先着受付順となっているため、火葬をスムーズに行うには、早く火葬場へ到着する必要があります。

地域によっては、事前の予約によって、あらかじめ決めた時刻どおりに火葬ができますが、旭川市では不可能なためご注意ください。

② 風習によりお香典から葬儀費用を負担できる

旭川市では古くからの風習によって、次のように葬儀費用の負担を抑えることができます

  • ・お香典返しの費用が安い
  • ・参列者の飲食代が不要

お香典返しの費用が安い

旭川市のお香典返しの品物は、1,000~1,500円程度とリーズナブルなため、もらったお香典の多くが収入源となります。

地域によっては、お香典の1/2~1/3の金額の品物をお返しするのがマナーですが、旭川市は故人を亡くした遺族の負担を抑えることのできる心温かい地域です。

なお、相手の住まいを加味して、多くのお香典をもらって気になる場合は、後返しによって補充することもできます。

参列者の飲食代が不要

お通夜の後の通夜振る舞いにおいて、旭川市では、家族や親戚のみとする近親者だけで食事をするため、葬儀の飲食代が軽減できます

すべての参列者へオードブルやお寿司などを振る舞い、喪主がお酌をしながら参列のお礼をする地域もありますが、旭川市ではそのようなことはありません。

さらに、飲食の持ち込みができる葬儀社を選べば、お酒を提供すると飲食代の負担が増えるといった心配も不要です。

旭川市の安い葬儀プランの選び方

  葬儀の棺

葬儀には基本的に4つの種類があり、葬儀社では葬儀プランが設定されています。知っておきたい葬儀プランの選び方をご紹介しますので、ぜひお目通しください。

  • ・お香典の収入が見込めるなら家族葬よりも一般葬がオススメ
  • ・家族葬を安く済ませたい場合は一日葬を検討する
  • ・最も安い葬儀は直葬・火葬式

お香典の収入が見込めるなら家族葬よりも一般葬がオススメ

一般葬にするか、家族葬にするか迷った場合は、お香典を多く見込めるときは一般葬を選ぶと良いでしょう。

親族から高額なお香典をもらえる場合や、大勢の参列者が集う葬儀の場合、葬儀費用をお香典から負担できる可能性があります。

一般葬か家族葬のどちらにするかは、参列者のお香典による収支バランスを考慮して決定しましょう。

家族葬を安く済ませたい場合は一日葬を検討する

家族葬を安く済ませるには、お通夜を省略した一日葬を検討するのもオススメです。

一般的な家族葬は、お通夜と葬儀・告別式の2日間で行いますが、一日葬はお通夜を省くため、1日で葬儀・告別式・火葬を行います。

そのため、斎場の使用料や通夜振る舞いの支出を削減でき、お布施の費用も安く抑えることが可能です。

最も安い葬儀は直葬・火葬式

とにかく安く葬儀を済ませたい方は、供養やお別れの儀式を省略して、火葬のみを行う直葬を選ぶと良いでしょう。

直葬といっても、亡くなった病院から搬送して、いきなり火葬することはできず、死後は24時間経過しなければ火葬ができません。

出典:墓地、埋葬等に関する法律(厚生労働省)

一般的には、旭川市の旭川聖苑の霊安室、もしくは葬儀社の安置施設へ搬送後、翌日以降に火葬する流れとなっています。

火葬のみで構わない場合は直葬、故人と対面して、遺族としてきちんとお別れをしたい場合は火葬式を選びましょう。

旭川市で葬儀費用を安くする方法5つ

安い葬儀費用

旭川市で葬儀費用を安くするには、次の5つの方法があります。

  • ・火葬場に近い安直施設のある葬儀社を選ぶ
  • ・葬儀の日程を早める
  • ・事前に見積取得をして追加費用まで確認する
  • ・葬儀社の会員制度や特典を利用する
  • ・給付金制度を利用する

火葬場に近い安直施設のある葬儀社を選ぶ

葬儀費用のうち、ご遺体の搬送代は移動距離によって課金対象となります。

一般的には、「病院などからの安置場所」⇒「安置場所から葬儀を行う斎場」⇒「斎場から火葬場」へと搬送する流れです。

つまり、最終的に火葬を行う前提では、火葬場に近い斎場のある葬儀社を選ぶことで、搬送費用を削減することができます。

直葬の場合でも、安置施設が完備された斎場なら、旭川聖苑の霊安室に空きがない場合や、受付時間外の安置にも対応できて安心です。

葬儀の日程を早める

葬儀費用にあたっては、葬儀の日程を早めることで、安置施設の料金やドライアイスの料金を抑えることができます。

とはいえ、家族や親戚のスケジュールや、お付き合いのあるお坊さんの都合、斎場の空き状況によって日程を調整する必要があるでしょう。

一方で、旭川聖苑の火葬施設は、基本的に1月1~2日と友引日が休業日となっていますが、メンテナンス日以外は事前予約によって友引日に火葬することも可能です。

早めに葬儀ができるよう、ぜひ的確なアドバイスと臨機応変に対応できる葬儀社を選びましょう。

事前に見積取得をして追加費用まで確認する

葬儀にあたっては、事前に見積取得をして、追加費用の品目や具体的な金額まで確認しておきましょう。

たとえ基本プラン料金が安くても、実際の葬儀で費用が加算して割高になってしまっては意味がありません。

葬儀では、火葬料や斎場使用料や棺など、必ず必要になる費用があるため、弊社の葬儀プランを参考に、品目を確認しておくのがオススメです。

葬儀社の会員制度や特典を利用する

葬儀社によっては、会員制度や特典、アフターサービスなどが用意されているため、よりお得に葬儀ができるよう、確認しておきましょう。

入会金や会員費などが不要で、葬儀代が割引になると費用面での大きなメリットが得られます。

給付金制度を利用する

葬儀にあたっては、次の3つの給付金制度があるため、該当する方はぜひ手続きを行って補助金を受け取ってください。

  • ・旭川市の国民健康保険加入者は葬祭費3万円がもらえる
  • ・国民健康保険以外の保険加入者は5万円がもらえる
  • ・生活保護受給者は葬祭扶助として葬儀費用が支給される

旭川市の国民健康保険加入者は葬祭費3万円がもらえる

故人が旭川市に在住で、国民健康保険加入者だった場合、葬儀を行った喪主は申請手続きによって、一律3万円がもらえます。

出典:国民健康保険の出産育児一時金・葬祭費(旭川市公式サイト)

国民健康保険以外の保険加入者は5万円がもらえる

故人が勤務先の保険に加入していた場合や被保険者の扶養者は、埋葬料や埋葬費として5万円をもらうことが可能です。

生活保護受給者は葬祭扶助として葬儀費用が支給される

生活保護受給者が葬儀をする際や、身寄りのない生活保護者の葬儀を行う場合、事前の手続きによって、葬儀費用を負担せずに無料で葬儀が行えます。

旭川市の安い葬儀で失敗しないための事前対策

事前の対策

葬儀が安いからといって、嫌な思いをすることのないよう、あらかじめ次の2つによって葬儀社を確認しておくと安心です。

  • ・葬儀の事前相談を利用する
  • ・Googleマップの口コミを確認する

葬儀の事前相談を利用する

葬儀では、事前に葬儀社へ相談することがおすすめです。対面による相談なら、スタッフの態度やマナーも確認できて安心です。

いかに安く葬儀をしてもらえるか、親身になってもらえる葬儀社を選びましょう。

Googleマップの口コミを確認する

葬儀社の口コミは、Googleマップの口コミを確認するのが最良です。葬儀社名や「旭川市 葬儀」で検索のうえご覧ください。

葬儀サイトの口コミは、そのサイトによって作成されている可能性があるなど、不信感を抱く方も少なくありません。

アカウント登録が必要なGoogleマップなら、利用者が他にどんな口コミをしているかも確認できます。

まとめ:旭川市では安くても満足のできる葬儀ができる!

安い葬儀をする方法

旭川市で安い葬儀をする方法についてご紹介しましたが、まとめると次とおりです。

  • ・旭川市の葬儀には特徴があるため、火葬場の事情やお香典の収入を考慮して、葬儀プランや葬儀社を決定すると良い。
  • ・葬儀費用は搬送費や安置料・ドライアイス代など、品目ごとに費用を抑えるコツがあるほか、もらえる給付金や葬儀社の割引や特典まで確認して活用する。
  • ・安い葬儀でも不快な思いや失敗をしないよう、事前相談やGoogleマップの口コミによって、葬儀社を確認しておく。

弘善社では、旭川市で4つの斎場を運営している地元密着型の葬儀社です。葬儀プランのほか、ご予算に応じた葬儀にも対応していますので、お気軽にご相談ください。

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