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お葬式のこと

棺に入れるものは何がいい?入れてはいけないものと選び方を一覧で解説

「棺に何を入れてあげればいいのだろう」
「メガネや指輪は入れてもいいの?」

このように迷っていませんか?

故人との最後のお別れだからこそ、後悔のないよう準備しておきたいものです。

結論からお伝えすると、手紙や少量の花など、燃えやすく火葬の妨げになりにくいものは、棺に入れられるもの(副葬品)として認められることがあります。ただし、入れられる品目は火葬場によって異なるため、棺に納める前に葬儀社へ確認が必要です。この記事では主に、下記について解説していきます。

  • ・棺に入れてよいもの・入れてはいけないものの具体例と理由
  • ・入れられないものをどうしても手向けたいときの対処法
  • ・副葬品を棺に入れるタイミング
  • ・北海道で副葬品を準備するときの注意点

火葬場ごとの制限や北海道特有の事情、よくある疑問への回答までまとめていますので、故人に手向けたいものを迷わず選び、当日もスムーズに準備できるようになります。ぜひ最後までご覧になり、心を込めた副葬品選びの参考になさってください。

棺に入れてよいもの・入れてはいけないものの早わかり一覧

棺に入れてよいもの・入れてはいけないものの早わかり一覧

棺に入れてよいもの・入れてはいけないものの代表例と理由は、次のとおりです。

▼棺に入れてよいもの・入れてはいけないものの一覧

分類 代表的な品目 入れられるか 理由
手紙・写真・花 手紙、写真、花 ○ 燃えやすく、遺骨への影響が少ないため
衣類・愛用品 綿・麻などの天然素材の衣類、小物 △ 天然素材は燃え残りが少ないため
食べ物・飲み物・嗜好品 お菓子、寿司、コーヒー、お酒など ○(少量) 量が多いと火葬に時間がかかるため
折り紙・ぬいぐるみ 折り鶴、布製のぬいぐるみなど △ 大量だと燃え残る原因になるため
金属製品 メガネ、指輪、時計、入れ歯など × 溶けて遺骨に付着し、変色の原因になるため
ガラス・革・プラスチック・危険物 瓶、革靴、ゴルフクラブ、ライターなど × 有害なガスの発生や炉の故障につながるため
現金・水分の多い果物など 紙幣・硬貨、スイカなど × 法律や遺骨への影響のため

※同じ品目でも、素材、量、火葬場の規定によって扱いが異なります。○の品目も含め、最終的には葬儀社へ確認してください。

以下にて、さらにくわしく見ていきましょう。

なぜ棺にもの(副葬品)を入れるの?

棺にもの(副葬品)を入れるのは、故人があの世で困らないようにという願いと、家族が気持ちを込めて送り出すためです。現代では、故人が好きだったものや思い出の品を通じて、家族が気持ちを整理しながらお別れをする意味合いが強くなっています。

たとえば、手紙や写真、花、故人が愛用した衣類、好きだったお菓子などが代表的な副葬品です。何を入れるか考える時間そのものが、家族にとって故人を偲ぶ機会になります。副葬品に決まった正解はありません。故人との思い出を振り返りながら、家族の気持ちに合ったものを選びましょう。

棺に入れてよいものの代表例と選ぶときの基準

紙・布・花など燃えやすい素材で、量や大きさが火葬の妨げにならないものは、棺に入れられる傾向です。

具体的には、火葬炉で燃え残りが出ないこと、遺骨を傷つけたり変色させたりしないこと、火葬に時間がかかりすぎないことが求められます。

例を挙げると、手紙や寄せ書き、写真(コピーがおすすめです)、花、天然素材の衣類、好物のお菓子などを棺に入れるケースが多くあります。

迷ったときは「燃えやすいか」「小さく少量か」「故人との関わりがあるか」の3点で判断しましょう。詳しい品目と入れ方の注意点は、このあと具体的に解説します。

棺に入れてはいけないものの代表例とその理由

金属・ガラス・革・プラスチック・カーボン製品、危険物、現金、水分の多い果物などは、棺に入れられません。燃え残りが出る、遺骨を傷つけたり変色させたりする、有害なガスが発生する、火葬炉が故障するおそれがあるためです。

ペースメーカーは火葬炉内で破裂する危険があるため、体内にある場合は必ず事前に葬儀社へ伝えましょう。棺に入れられないものの代表例は次のとおりです。

  • ・メガネ
  • ・指輪
  • ・腕時計
  • ・入れ歯
  • ・瓶
  • ・食器
  • ・革靴
  • ・ゴルフクラブ
  • ・ライター
  • ・スプレー缶
  • ・電池
  • ・紙幣・硬貨
  • ・分厚いアルバム
  • ・スイカやメロン

「燃え残り」「遺骨への影響」「炉の故障・危険」のいずれかに当てはまるものは避ける、と覚えておくと安心です。

判断に迷うものは棺に納める前に葬儀社・火葬場へ確認する

入れてよいか迷うものは、棺に納める前に必ず葬儀社または火葬場へ確認しましょう。副葬品のルールは火葬場や自治体によって細かく異なり、同じ品目でも地域によって扱いが変わるケースが多いためです。

厚みのある本、大きめのぬいぐるみ、量の多い折り鶴など、「入れてあげたいが燃えるか不安」というものは、葬儀社との打ち合わせのときにまとめて質問しておくとスムーズです。「迷ったら自己判断せず確認する」という姿勢が、当日の後悔を防ぎます。

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棺に入れてよいもの(副葬品)の具体例と入れ方の注意点

棺に入れてよいものを、入れ方の注意点とあわせて紹介します。

  • ・手紙・写真・寄せ書きなど紙のもの
  • ・花・衣類・愛用品
  • ・好物の食べ物・飲み物・嗜好品
  • ・折り紙・ぬいぐるみ・人形

ひとつずつ解説します。

手紙・写真・寄せ書きなど紙のもの(枚数の目安)

手紙や寄せ書き、写真は棺に入れられますが、枚数を絞り、写真はコピーを使うと安心です。 紙は燃えやすい一方、束が厚いと燃え残りの原因になります。生きている人が写った写真は「一緒に連れていかれる」と気にする考え方があるため、配慮しておきましょう。

手紙は家族それぞれから1〜2枚程度、寄せ書きは1枚にまとめるとよいです。アルバムごとではなく、数枚を選んで入れるのがおすすめです。分厚いアルバムや百科事典のような本は入れられません。

故人が写った写真であっても、火葬場によっては枚数制限があるため、事前に確認しておきましょう。

花・衣類・愛用品(燃えやすい素材の見分け方)

花は副葬品として認められることが多く、衣類や布製品は、素材や量、厚さなどによって制限される場合があります。衣類を納めたい場合は、素材表示だけで判断せず、事前に葬儀社へ確認しましょう。

なお、ポリエステルなどの化学繊維や革、ビニール、金属のファスナーやボタンが多いものは避けましょう。たとえば、ジャンパーやダウン、革ジャンなどはほとんどの場合入れられません。

好物の食べ物・飲み物・嗜好品(お菓子・寿司・コーヒー・お酒)

故人の好物を副葬品として納められる場合は多いです。ただし、食べ物や飲み物の扱いは火葬場によって異なります。容器から出せば必ず入れられるわけではないため、品目と量を葬儀社へ確認しましょう。

好きだったお菓子を数個、寿司はパックから出して少量、コーヒーやお酒は紙コップに少量注いで入れるといった形であれば認められやすいです。「容器ごとは入れられない」という点は見落としやすいため、あわせて覚えておきましょう。

折り紙・ぬいぐるみ・人形

折り紙や折り鶴、布製で小さめのぬいぐるみ・人形は入れられますが、量とサイズに注意が必要です。紙や布は燃えますが、千羽鶴のように大量だと燃え残りの原因になります。

折り鶴は一部を選んで入れる、ぬいぐるみは手のひらサイズで綿だけのものを1体選ぶとよいでしょう。プラスチックの目や骨組みがあるものは避けます。 子や孫が作った折り紙を入れたい場合も、量を絞れば問題なく棺に入れられるでしょう。

棺に入れてはいけないもの(副葬品にできないもの)と理由

棺に入れてはいけないものと、その理由は次のとおりです。

▼棺に入れてはいけないもの一覧

分類 具体例 入れられない理由
金属製品 メガネ、指輪、腕時計、入れ歯など 溶けて遺骨に付着し、変色や損傷の原因になるため
ガラス・陶器 瓶、食器など 溶けて遺骨に付着するため
革製品・プラスチック・カーボン製品 革靴、ゴルフクラブなど 有害なガスやすすが発生し、炉を傷めるため
危険物 ライター、電池、スプレー缶など 火葬炉内で破裂・爆発するおそれがあるため
ペースメーカー 体内に入っている場合 火葬炉内で破裂する危険があるため
現金・水分の多い果物 紙幣・硬貨、スイカ、メロンなど 法律上燃やせない、または遺骨に影響するため

以下にて、くわしく見ていきましょう。

金属製品(メガネ・指輪・時計・入れ歯など)

メガネ、指輪、腕時計、ネックレス、入れ歯、万年筆などの金属製品は、棺に入れられません。金属は燃え残るうえ、高温で溶けて遺骨に付着し、変色や損傷の原因になるためです。

故人がいつもかけていたメガネや結婚指輪は、火葬直前までそばに置いてお別れするのが一般的です。入れ歯は葬儀社に相談すると、収骨後に骨壺へ納められる場合があります。

ガラス・陶器・革製品・プラスチック・カーボン製品

瓶や食器などのガラス・陶器、革靴やベルトなどの革製品、プラスチック製品、ゴルフクラブなどのカーボン製品は入れられません。ガラス・陶器は溶けて遺骨に付着し、革やプラスチックは燃えると有害なガスやすすが発生するためです。

またカーボンは非常に燃えにくく火葬炉を傷める原因となります。故人が愛用したゴルフクラブや釣りざおなどの趣味の道具は入れられないため「写真に撮る」「ミニチュアや紙の絵に置き換える」といった方法を検討しましょう。

代替方法の詳しい紹介は、このあとの章で解説します。

危険物(ライター・電池・スプレー缶)とペースメーカー

ライター、乾電池、モバイルバッテリー、スプレー缶などの危険物は入れられません。これらは火葬炉内で破裂・爆発するおそれがあり、作業する方の安全にかかわるためです。

喫煙者だった故人にタバコを持たせる場合も、ライターは入れず、数本のタバコのみにします。ペースメーカーの有無は、納棺前の打ち合わせで必ず申告しましょう。安全にかかわる内容のため、少しでも不安があれば葬儀社へ確認してください。

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現金・分厚い本やアルバム・大量の千羽鶴・水分の多い果物

紙幣や硬貨などの現金、分厚い本やアルバム、大量の千羽鶴、スイカやメロンなど水分の多い果物は入れられません。紙幣や硬貨などの現金は、火葬場のルール上、副葬品として認められていないのが一般的です。

また、硬貨を故意に損傷したり鋳つぶしたりする行為は法律で禁止されています。 三途の川の渡し賃として「六文銭」を入れる慣習がある地域もありますが、現在は紙に印刷したものを用います。故人が大切にしていた本は、表紙や数ページだけを選んで入れましょう。

六文銭の詳しい扱いは、このあと北海道の章で改めて紹介します。

棺に入れてはいけないものをどうしても手向けたいときの対処法

棺に入れてはいけないものをどうしても手向けたいときの対処法

入れられないものをどうしても手向けたいときの対処法は、次のとおりです。

  • ・写真に撮って納める・紙やイラストに置き換える
  • ・火葬直前まで棺のそばに置いてお別れする
  • ・木製・紙製の代替品を用意する
  • ・火葬後に骨壺へ納める

ひとつずつ解説します。

写真に撮って納める・紙やイラストに置き換える

入れられないものは、写真に撮ってその写真を棺に納めたり、絵やイラストに描いて納めたりできます。例えば愛用の車や指輪などを写真に撮り、L判にプリントして棺へ入れるとよいでしょう。

また孫が描いた絵を添えるという方法もあります。 写真に写る方がいる場合は、その方が了承しているかも一言確認しておくと安心です。

火葬直前まで棺のそばに置いてお別れする

金属製品や趣味の道具は、火葬の直前まで棺のそばや故人の手元に置き、お別れをしてから遺族が引き取る方法があります。棺には納められなくても、出棺前のお別れの時間に故人と一緒に過ごせます。

たとえば、故人のメガネを胸元に置いて対面し、出棺前に外して遺族が持ち帰ったり、腕時計を手首に添えてお別れしてから引き取ったりする方法があります。葬儀社スタッフに伝えておくと、お別れのタイミングで声をかけてもらえます。

木製・紙製の代替品を用意する

入れたいものが金属やプラスチックの場合は、ペーパークラフトや木製の代替品を用意する場合もあります。

たとえば、本物のゴルフクラブの代わりに紙製のものを用意したり、竹ひごでつくった釣り竿を納棺したりする方法です。ただし、紙製・木製の代替品でも、厚さや大きさ、塗料、接着剤などによっては入れられないため、事前に確認しましょう。

葬儀社に相談すると、旅支度の一式に加えて用意してくれる場合もあります。手作りが負担であれば、無理に用意しなくても問題ありません。


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火葬後に骨壺へ納める(変色・容量の注意)

火葬できない指輪や小さな愛用品を骨壺へ納められる場合もありますが、火葬場や納骨先の規則、骨壺の容量によって対応が異なります。希望する場合は、葬儀社と納骨先へ事前に確認しましょう。

なお、骨壺の容量には限りがあり、大きなものは入りません。金属は、湿気の影響によって遺骨を変色させることがあるため、小さな袋に分けて納めるなどの配慮も大切です。

棺に副葬品を入れるタイミングと当日の流れ

副葬品を棺に納めるタイミングは、主に次のとおりです。

  • ・納棺のときに納めるもの
  • ・出棺前の花入れの儀で納めるもの
  • ・家族・親族で入れるものを分担して準備する

ひとつずつ解説します。

納棺のときに納める

故人の衣類や愛用品、手紙など必ず手向けておきたいものは、通夜の前などに行う納棺のときに納めます。

たとえば、家族からの手紙などを納めることがあります。衣類、お守り、数珠などは素材によって納められない場合があるため、事前に葬儀社へ確認しましょう。

納棺師や葬儀社スタッフが立ち会い、入れてよいか確認しながら進めてくれます。 納棺に立ち会える人数や時間は、葬儀の形式によって異なるため、こちらも事前に確認しておきましょう。

【関連記事】
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出棺前の花入れの儀で納める

花や、故人へのメッセージカード、小さな品などは、葬儀・告別式の閉式後、出棺前に行う「花入れの儀」で納めることもできます。花入れの儀とは、参列した遺族・親族が棺の中を花で満たし、最後のお別れをする場です。

花入れの儀では、祭壇の花を一輪ずつ手向けながら、故人の好きだったお菓子や手紙を一緒に入れます。花入れの儀には、遺族・親族を中心に、葬儀社から案内された方が参加します。参加できる方が限られる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。

家族・親族で入れるものを分担して準備する

棺に入れるものは、葬儀の前に家族・親族で相談し、誰が何を入れるかを決めておくとスムーズです。当日はあわただしく、意見が割れると入れそびれや後悔につながる可能性があります。

たとえば、「手紙は子ども一人につき1枚」「孫は折り紙」「配偶者は愛用のハンカチ」というように、事前に役割を決めておきましょう。

入れられるか迷うものは、リストにして葬儀社へまとめて確認します。 親族が遠方にいる場合は、手紙を郵送してもらい、代わりに納める方法もあります。

北海道で棺に入れるものを準備するときの注意点

北海道で棺に入れるものを準備する際に、知っておきたい点は次のとおりです。

  • ・北海道は公営火葬場を利用する地域が多い
  • ・旭川市の火葬場で制限されている副葬品の具体例
  • ・六文銭など北海道・地域の慣習にかかわる副葬品

ひとつずつ解説します。

北海道は公営火葬場を利用する地域が多い

北海道では公営(市町村営)の火葬場を利用する地域が多く、副葬品のルールは各火葬場・自治体の案内に従います。火葬場を運営する自治体ごとに、受け入れられる副葬品の基準や申告方法が定められているためです。

火葬料も、死亡時の住所がその市町村内にあるかどうかで変わります。葬儀社との打ち合わせのときに、利用する火葬場の名前と、その火葬場で入れられないものの一覧をもらっておくと、当日慌てずに済みます。

また、葬儀会場(斎場)と火葬場は異なる施設であるため、混同しないよう注意しましょう。

旭川市の火葬場で制限されている副葬品の具体例

旭川市の火葬場(旭川聖苑)では、破裂や溶融のおそれがあるもの、燃えないもの・燃えにくいものが副葬品として制限されています。

具体的には、ライターや缶詰など破裂するおそれがあるもの、プラスチックやビニール製品・貴金属など溶けるおそれがあるもの、時計・カメラ・ゴルフクラブ・陶磁器など燃えないもの、本・衣類・布団・果物など燃えにくいものが対象です。手向けたいものがこれらに当たる場合は、写真や紙製の代替品に置き換えましょう。

なお、故人の名前表示を希望しない場合やペースメーカーを装着している場合、花を棺の上に載せて火葬する場合は、事前に申し出るよう案内されています。制限内容は自治体によって異なるため、詳細は利用する火葬場の案内で確認してください。

出典:旭川市公式サイト「旭川聖苑の副葬品制限について」

六文銭など北海道・地域の慣習にかかわる副葬品

三途の川の渡し賃とされる「六文銭」など、地域や宗派の慣習で棺に納めるものもありますが、現在は本物の硬貨を使いません。 硬貨は法律上そのまま燃やせず、火葬炉内で溶けて遺骨に付着するため、紙に印刷した六文銭や木製の模造品が使われます。

以前は六文銭として棺に10円玉を入れる慣習がありましたが、近年は遺骨が変色する原因になるため、10円玉を副葬品として入れないよう呼びかけられています。

北海道でも、葬儀社が用意する「旅支度」の一式に紙の六文銭が含まれていることが一般的です。慣習は宗派や地域によって異なるため、葬儀社に相談しながら準備しましょう。

【関連記事】
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棺に入れるものでよくある質問

棺に入れるものについて、よくある質問にお答えします。

写真を入れると一緒に写っている人によくない、というのは本当ですか

迷信の一種ですが、気にする方が多いため、生きている人が大きく写った写真は避けるか、その方が了承したうえでコピーを入れると安心です。故人のみが写った写真を選ぶ、家族写真ならその場にいる全員に確認する、原本ではなくコピーを入れるといった配慮をするとよいでしょう。

寿司・お菓子・果物など食べ物は入れてもよいですか

故人の好物であれば少量入れられますが、水分の多い果物は避け、容器やパックからは中身だけを取り出しましょう。
食べ物は燃えますが、スイカやメロンなど水分の多いものは火葬に時間がかかり、プラスチックの容器は燃え残るためです。 好きだったお菓子を数個、寿司はパックから出して2〜3貫、りんごなら丸ごとではなく一切れにするとよいでしょう。

コーヒーやお酒などの飲み物は入れてもよいですか

缶や瓶ごとは入れられませんが、紙コップに少量注いで入れることはできます。飲み物自体は問題ありませんが、缶・瓶・ペットボトルなど、燃え残ったり破裂したりするおそれのある容器は避けましょう。

たとえば、故人が好きだったコーヒーを紙コップに少量、日本酒を紙コップに少量注いで棺へ入れるといった具合です。水分量が多くなりすぎないよう、量は控えめにします。

折り紙・千羽鶴や現金は入れてもよいですか

折り紙や折り鶴は少量なら入れられますが、大量の千羽鶴は一部だけにしましょう。現金(紙幣・硬貨)は入れられません。紙は燃えますが大量だと燃え残り、硬貨は溶けて遺骨に付着するため、火葬場で禁止しているケースもあります。

なお、硬貨を故意に破損する行為は、「貨幣損傷等取締法」という法律に抵触し得るため、注意が必要です。 千羽鶴は数羽を入れるか、写真に撮って納めましょう。六文銭を入れたい場合は、紙に印刷したものを使います。

出典:e-Gov法令検索「貨幣損傷等取締法」 

棺に入れるものは燃えやすく量が適切なものを選び、迷ったら葬儀社へ確認しましょう

棺に入れるもの(副葬品)は、紙・布・花など燃えやすい素材で、量や大きさが火葬の妨げにならないものが基本です。 手紙や写真、好物、天然素材の衣類などは入れられる傾向ですが、金属やガラス、プラスチック、危険物、現金、水分の多い果物などは入れられません。

また、火葬場によってルールが異なるため、故人に手向けたいものを書き出し、入れてよいものと入れられないものに分類したうえで、判断に迷うものは棺に納める前に葬儀社や火葬場へ確認しておくと安心です。

事前に準備を進めておくことで、当日「入れてあげればよかった」と悔やむことなく、落ち着いて故人を見送れます。不安や疑問がある場合は、事前に相談しておきましょう。

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