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お葬式のこと

訃報とは?伝える順番・タイミングと例文、家族葬の伝え方を解説

身内が亡くなり、「訃報は誰に、どの順番で伝えればよいのだろう」と戸惑っていませんか?

親族や知人、会社への連絡を前に、失礼のない伝え方や文面がわからず、不安を感じる方は多いでしょう。

訃報は、亡くなった直後に近しい家族・親族へ電話で逝去を伝え、葬儀の日程が決まってから詳細を案内するのが基本です。

本記事では、次の内容を解説します。

  • ・危篤時から葬儀後まで、段階ごとに伝える相手
  • ・連絡の優先順位と、伝える内容・書き方のマナー
  • ・相手別にそのまま使える例文
  • ・家族葬での辞退の伝え方と事後報告の文例
  • ・北海道のお悔やみ欄への掲載の考え方

読み終える頃には、慌ただしいなかでも迷わず順番に連絡を進められるはずです。
ぜひ最後までご覧になり、参考になさってください。

訃報とは

訃報とは

訃報とは、人が亡くなったことを知らせる連絡です。

亡くなった直後は、近しい家族・親族へ電話で逝去を伝えます。葬儀の日程が決まってから、友人・知人や勤務先などへ詳細を案内するのが基本です。

本記事では、訃報を伝える遺族の立場から、いつ・誰に・どう伝えるかを解説します。

まずは、言葉の意味を確認しておきましょう。

  • ・読み方と意味
  • ・葬儀案内・悲報との違い

ひとつずつ解説します。

読み方と意味

訃報は「ふほう」と読み、人が亡くなったことを知らせる連絡を指します。

「訃」の字には人の死を知らせるという意味があり、「報」は知らせを表します。
「訃報が届く」「訃報を受ける」といった言い回しで使われる言葉です。

葬儀案内・悲報との違い

訃報は、亡くなったことそのものを知らせる連絡です。一方、葬儀案内は、通夜・葬儀の日時や場所を知らせる連絡を指します。

悲報は、人の死に限らず悲しい知らせ全般を表す言葉です。

これらの違いをまとめると次のようになります。

▼訃報・葬儀案内・悲報の違い

言葉 意味 主に伝える内容
訃報 人が亡くなったという知らせ 故人名、逝去の日時など
葬儀案内 通夜・葬儀の案内 日時、場所、葬儀形式、喪主など
悲報 悲しい知らせ全般(人の死に限らない) ―

※訃報と葬儀案内は、1回の連絡でまとめて伝える場合もあります。

亡くなった直後は、葬儀の日程が決まっていないことが多いため、逝去の第一報と葬儀案内を2回に分けて連絡することもあります。

「第一報」と「葬儀の案内」を分けて考えると、次の章で紹介する「連絡をする相手」も整理しやすくなります。

訃報はいつ・誰に伝える?

危篤から葬儀後までの連絡は、段階ごとに伝える相手と内容が変わります。

▼段階ごとの連絡相手と伝える内容

段階 連絡する相手 伝える内容 主な手段
危篤時 最期に立ち会ってほしい家族・近しい親族・親しい友人など 危篤であること、病院名・所在地 電話
亡くなった直後 近しい家族・親族 逝去したこと(葬儀の詳細は決まってから伝える) 電話
葬儀社 逝去したこと、搬送(お迎え)の依頼 電話
安置後 菩提寺 逝去したこと、安置場所、葬儀日程の相談 電話
故人・遺族の勤務先 逝去したこと、忌引き休暇の相談など 電話
葬儀の日程が決まったら 参列を案内する親族・友人・仕事関係者・知人・近所・町内会など 通夜・葬儀の日時・場所、葬儀形式、香典などの扱い 電話、メール、LINEなど
葬儀終了後 葬儀を案内しなかった方 葬儀を終えた報告 手紙、はがき、喪中はがき、メールなど

※連絡する相手や範囲は、葬儀の形式や家族の方針によって異なります。

亡くなった直後は、決まっていることだけを伝えれば問題ありません。

以下でそれぞれ解説します。

危篤時に知らせる人

危篤の連絡は、最期に立ち会ってほしい家族や近しい親族に、速やかに電話で知らせます。危篤時の連絡は、最期に立ち会ってもらうためのものです。逝去後に訃報を伝える相手とは、目的が異なります。

例えば、子どもや兄弟姉妹などが対象です。危篤であることと病院名などを簡潔に伝えましょう。

深夜や早朝であっても、危篤の連絡はためらわずにおこなってかまいません。連絡が遅れると、最期に間に合わなくなるおそれがあるためです。

【関連記事】
危篤とはどんな状態で何日もつ?3つの注意点と家族向け行動マニュアル

亡くなった直後に伝える人

亡くなった直後に連絡するのは、近しい家族・親族や葬儀社です。

家族・親族には、電話で逝去を伝えます。この段階では、決まっていることだけを伝えましょう。亡くなった直後は、葬儀の形式や参列範囲、日程・会場が決まっていないことが多いためです。決まる前に「家族葬で執り行う」などと伝えると、方針が変わったときに混乱しかねません。

故人の親・子・兄弟姉妹などの近しい親族には、次のように伝えます。

「〇〇が本日〇時に、〇〇病院で息を引き取りました。詳しい日程が決まりましたら、あらためてご連絡いたします」

病院の安置室には長時間安置できないため、葬儀社には、なるべく早く連絡して搬送を依頼しましょう。

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安置後に伝える人

安置が済んだら、菩提寺と故人・遺族の勤務先に連絡します。

菩提寺には安置場所を伝え、枕経と葬儀の読経を依頼しましょう。通夜・葬儀の日程は僧侶の都合も合わせて決めるため、日程を決める前に相談することが大切です。

故人が在職中だった場合は、業務の引き継ぎや諸手続きが必要になるため、勤務先に連絡します。遺族自身の勤務先にも、忌引き休暇の取得や、休む間の業務について相談しましょう。

葬儀の日程が決まったら伝える人

日程・会場・葬儀形式が決まったら、参列を案内する方へ通夜・葬儀の詳細を伝えます。

葬儀の日程は、遺族だけでは決められません。火葬場・式場・宗教者の予定を確認したうえで決まるため、葬儀社との打ち合わせ後に案内するのが確実です。

この段階で伝える主な相手は次のとおりです。

  • ・第一報を伝えた親族(あらためて詳細を伝える)
  • ・故人の友人・知人
  • ・仕事関係者
  • ・近所・町内会

参列を案内する範囲や香典・供花の扱いは、打ち合わせの段階で家族と決めておくとスムーズです。連絡の順番は次の章でくわしく解説します。

【関連記事】
葬儀の日程を決める4つの手順と注意点!死後からお葬式までの流れ

葬儀終了後に伝える人

葬儀終了後に伝えるのは、家族葬などで葬儀を案内しなかった方や、日頃の付き合いが少なかった故人の知人などです。葬儀を終えたことを、事後報告として伝えます。

事後報告は、手紙・はがき・メールなどで伝えるのが一般的です。葬儀を近親者のみで執り行ったことや、生前の厚誼への感謝などを伝えましょう。

年末が近い場合は、年賀欠礼の挨拶を兼ねて喪中はがきで知らせる方法もあります。

【関連記事】
葬儀後にやることチェックリスト【28項目】死後の手続きや法要の準備

訃報を伝える相手と順番

訃報を伝える相手と順番について、押さえておきたいポイントは次のとおりです。

  • ・連絡の優先順位
  • ・勤務先への連絡
  • ・連絡先リストと分担

この章では、連絡する順番と、実際に連絡を進めるための段取りを解説します。

連絡の優先順位

訃報は、家族・親族→葬儀社→菩提寺→勤務先→故人の友人・知人→近所・町内会の順に伝えるとよいでしょう。

▼訃報を伝える順番と連絡の目的

順番 連絡する相手 主な連絡の目的
1 家族・近しい親族 逝去を知らせ、葬儀について相談する
2 葬儀社 搬送・安置の手配、日程や葬儀形式の相談
3 菩提寺 枕経・葬儀の読経等の依頼

4

勤務先(故人・遺族) 逝去の報告・遺族の忌引休暇申請・業務の引き継ぎ
5 故人の友人・知人 通夜・葬儀の案内
6 近所・町内会 町内会長などの代表者を通じた案内

※順番は一般的な目安です。故人との関係や地域の慣習によって異なります。

勤務先への連絡

故人が在職中の場合は、勤務先へ逝去を連絡します。遺族自身も、忌引休暇や業務の調整について、自分の勤務先へ連絡しましょう。

連絡先 連絡する理由 主に伝える内容
故人の勤務先 退職手続き等が必要 逝去の連絡、必要な手続きの確認、葬儀の案内または辞退の旨等
遺族自身の勤務先 忌引休暇の申請や業務の調整が必要 続柄、休暇の期間、葬儀の案内または辞退の旨等

故人がすでに退職している場合、連絡は必須ではありません。遺族自身の勤務先には、直属の上司や総務担当者へ連絡します。

職場の方の参列や香典を辞退する場合は、その旨もあわせて伝えましょう。

【関連記事】
身内だけで葬儀をする方法は4つ!家族葬と密葬の違いや会社のマナー

連絡先リストと分担

漏れなく連絡するために、事前に連絡先をリストにまとめ、家族で分担を決めておきましょう。逝去後は、葬儀社との打ち合わせなどで慌ただしくなるためです。

連絡先を集める手がかりには、次のようなものがあります。

  • ・故人のスマートフォンの連絡先
  • ・年賀状
  • ・エンディングノート

故人の交友関係をよく知らない場合でも、これらを見れば連絡先を集めやすくなります。

連絡先がまとまったら、「父方の親族は長男、母方の親族は母」のように分担を決めましょう。

【関連記事】
喪主は誰がやるかを決める3つのポイント!役割や注意点について解説

訃報の伝え方

訃報の伝え方

訃報の伝え方について、押さえておきたいポイントは次のとおりです。

  • ・伝える内容
  • ・連絡手段の使い分け
  • ・書き方のマナー

ひとつずつ解説します。

伝える内容

訃報で伝える主な内容は、故人名と続柄、逝去の日時、通夜・葬儀の日時と場所などです。これらは、相手が参列を判断したり準備をしたりする際に、必要になります。

情報が漏れていると、問い合わせが増えて遺族の負担になるため注意しましょう。

▼訃報で伝える項目と記載例

項目 記載例 補足
故人名と続柄 父 〇〇〇〇 送り手との続柄を明記する
逝去の日時 〇月〇日 〇時〇分 ―
通夜・葬儀の日時と場所 〇月〇日 〇時から 〇〇斎場 会場の住所・電話番号も添える
葬儀の形式 仏式・家族葬など 家族葬の場合は参列可否も伝える
喪主名と連絡先 喪主 〇〇〇〇(長男) 問い合わせ先を明確にする
香典・供花・弔電の扱い 辞退する場合はその旨 辞退しない場合は記載不要

亡くなった直後の第一報では、決まっていない項目は伝えなくてかまいません。

連絡手段の使い分け

親族や親しい方、勤務先への第一報は電話を基本に、相手との関係や普段の連絡方法に応じて、メールやLINEなどを使い分けましょう。葬儀の日時や場所などを文字で残すことで、聞き間違いや伝え漏れを防ぎやすくなります。

手段 向いている相手 注意点
電話 家族・親族、親しい友人、勤務先への第一報 日時・場所は聞き間違いのないよう、あとで文字でも送ると安心
メール 普段メールで連絡する友人・知人、勤務先への詳細連絡 件名で訃報であることがわかるようにする
LINE・SNS 普段からその手段でやりとりしている友人・知人 目上の方には電話やメールのほうが無難
手紙・はがき 葬儀後の事後報告 葬儀を終えたことと生前の感謝を伝える
新聞の死亡広告・お悔やみ欄 広く知らせたい場合 北海道のお悔やみ欄は別の章で解説

勤務先には、まず上司や担当部署へ電話で知らせ、その後、必要な情報をメールで送るとスムーズです。ただし、緊急時を除き、深夜・早朝の電話は控えましょう。

友人・知人には、普段使っている連絡手段を選ぶとよいでしょう。

書き方のマナー

訃報の文面では、次の3点に気をつけましょう。

  • ・書面では句読点を使わない
  • ・忌み言葉・重ね言葉を避ける
  • ・簡潔に事実を伝える

葬儀の案内状や挨拶状などの書面では、句読点を使わない慣習があります。メールやLINEでは、読みやすさを優先して句読点を使っても差し支えありません。重ね言葉は、不幸が重なることを連想させるため避けるのが一般的です。

▼訃報で避けたい言葉と言い換え例

避けたい言葉 理由 言い換え例
重ね重ね、たびたび、ますます 不幸が重なることを連想させる 「あわせて」「深く」など
死ぬ、死亡 直接的な表現のため 永眠、他界
生きていた頃 直接的な表現のため 生前、お元気な頃

※宗教によって使わない言葉があります。例えば、浄土真宗では「冥福」を使わないのが一般的です。

書面で句読点を使わない場合は、改行や空白で区切ると読みやすくなります。

訃報の例文

遺族が実際に連絡することの多い相手別に、例文を紹介します。

  • ・親族への電話
  • ・友人・知人へのメール・LINE
  • ・勤務先への連絡
  • ・町内会・近所への連絡

状況に合わせて書き換えて使ってください。家族葬で辞退を伝える文例や、事後報告の文例は次の章で紹介します。

親族への電話

親族への第一報は電話で、自分の名前・故人との続柄・逝去の事実・今後の連絡予定を簡潔に伝えましょう。

【電話の例文】
「〇〇の長男の〇〇です。
父の〇〇が、本日〇時に永眠いたしました。
葬儀の日程が決まりましたら、あらためてご連絡いたします」

相手が電話に出ない場合は、留守番電話に次のように残します。

【留守番電話の例文】
「〇〇の長男の〇〇です。
父が他界したのでご連絡いたしました。
お手すきの際に、折り返しお電話をお願いします」

故人の友人・知人へのメール・LINE

故人の友人・知人には、葬儀の日程が決まってから、メールやLINEで伝えます。日時や場所を正確に残すことができ、相手が都合のよいときに確認できるためです。

件名や冒頭で、訃報であることがすぐわかるようにしましょう。

【メールの例文】
件名:訃報のご連絡/〇〇〇〇

〇〇〇〇の長男の〇〇〇〇です
父〇〇〇〇が〇月〇日に永眠いたしました
生前のご厚誼に深く感謝申し上げます
通夜・葬儀は下記のとおり執り行います

通夜:〇月〇日 〇時から
葬儀・告別式:〇月〇日 〇時から
会場:〇〇斎場(住所・電話番号)
喪主:〇〇〇〇(長男)
連絡先:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
【LINEの例文】
〇〇〇〇の長男の〇〇です
父〇〇が〇月〇日に永眠いたしました
通夜は〇月〇日〇時から 葬儀は〇月〇日〇時から 〇〇斎場で執り行います

冒頭で故人との続柄を名乗ると、誰からの連絡かがすぐ伝わります。

勤務先への連絡

勤務先へは、まず電話で連絡し、必要に応じてメールで詳細を送ります。休暇の手続きや業務の引き継ぎが必要になるため、早めに直接伝えることが大切です。ただし、夜中や早朝の電話連絡は避け、先にメールを送るなど、臨機応変に対応しましょう。

【遺族自身の勤務先への例文】
「〇〇です。
昨夜、父が亡くなりました。
葬儀のため、〇月〇日から〇日まで忌引休暇をいただけますでしょうか。
業務の引き継ぎについては、あらためてご相談させてください」
【故人の勤務先への例文】
「〇〇〇〇の長男の〇〇と申します。
父〇〇が、〇月〇日に永眠いたしました。
生前は大変お世話になりました。

今後必要な手続きについてうかがいたいのですが、
ご担当の方におつなぎいただけますでしょうか。」

家族葬で参列・香典を辞退する場合は、その旨も勤務先に明確に伝えましょう。

辞退の伝え方は、「辞退する内容を明確に伝える」で紹介しています。

【関連記事】
身内だけで葬儀をする方法は4つ!家族葬と密葬の違いや会社のマナー

町内会・近所への連絡

町内会や近所へは、葬儀の日程が決まったら、町内会長などの代表者へ電話で伝えます。この際、代表者に「町内の皆様へもよろしくお伝えください」と添えると、近所の方へ訃報が伝わりやすくなります。

町内会での周知や回覧板の利用は、遺族が希望する場合に、町内会長などと相談しておこないましょう。

【町内会長への電話の例文】
「〇丁目の〇〇です。
父〇〇が、〇月〇日に永眠いたしました。
生前はお心遣いをいただき、ありがとうございました。
葬儀は〇月〇日〇時から、〇〇斎場で執り行います。
町内の皆様へも、よろしくお伝えいただけますでしょうか」

家族葬で供物・香典を辞退する場合は、次のように伝えます。

【家族葬で辞退を伝える例文】
・葬儀前:「葬儀は近親者のみで執り行います。町内の皆様からのご供物・ご香典は、辞退させていただきます」
・葬儀後:「葬儀は近親者のみで執り行いました。町内の皆様からのご供物・ご香典は、辞退させていただきます」

電話のあとに、日時・会場・葬儀社・宗教形式・喪主をメールで送ると、伝え漏れを防げます。葬儀当日に近隣の駐車場や交通に影響が出る場合は、その情報もあわせて伝えましょう。

家族葬の場合、近所や町内会へ事前に知らせるか、葬儀後に報告するかは、遺族の意向や地域の慣習、近所付き合いを踏まえて決めましょう。

家族葬の場合の訃報

家族葬で訃報を伝える際に、押さえておきたいポイントは次のとおりです。

  • ・辞退する内容を分けて伝える
  • ・知らせる範囲の考え方
  • ・事前案内と事後報告の文例

「参列をお断りしても失礼にならないか」と迷う方も、ポイントを押さえれば安心して伝えられます。

ひとつずつ見ていきましょう。

【関連記事】
家族葬とは?どこまでが呼ぶべき範囲?参列者の具体例や注意点を解説

辞退する内容を明確に伝える

家族葬の訃報では、辞退する範囲を明確に伝える必要があります。

▼辞退する内容と伝え方の例

辞退する内容 伝え方の例
参列 葬儀は近親者のみで執り行いますので、ご参列はご遠慮くださいますようお願い申し上げます
香典 ご香典の儀は固くご辞退申し上げます
供花・供物 ご供花 ご供物の儀は辞退申し上げます
弔電 ご弔電につきましてもご辞退申し上げます

※辞退の記載がない項目は、相手が送ってよいと受け取る場合があります。

すべて辞退する場合は、次のようにまとめて伝えられます。

「葬儀は近親者のみで執り行いますので、ご参列はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。また、誠に勝手ながら、ご香典・ご供花・ご供物・ご弔電はすべてご辞退申し上げます」

辞退する範囲については、事前に家族で決めておきましょう。問い合わせを受けた際に、迷わず伝えることができます。

【関連記事】
家族葬や葬儀のトラブル事例20選!起こりやすい問題と解決策や対策

知らせる範囲の考え方

家族葬では、参列を案内する方と、葬儀後に報告する方を分けて考えましょう。呼ばない方にも事前に広く知らせると、参列の申し出が増えることがあるためです。

近しい親族には、事前に事情を説明しておくと安心です。それ以外の方には、葬儀後に家族葬で執り行った旨を報告する方法があります。

故人の昔の同僚や町内会など、どこまで知らせるか迷う相手もいるでしょう。その場合は、故人との関係や家族の意向、会場の規模を踏まえて、遺族側で判断します。

事前案内と事後報告の文例

葬儀前に伝える場合は「執り行います」、葬儀後に伝える場合は「執り行いました」と、時制を使い分けます。時制を誤ると、相手に誤解を与えてしまうため注意してください。

▼家族葬の事前案内と事後報告の文例

伝える時期 文例
葬儀前(事前案内) 故人の遺志により 葬儀は近親者のみで執り行います 誠に勝手ながら ご参列 ご香典 ご供花につきましては辞退申し上げます
葬儀後(事後報告) 故人の遺志により 葬儀は近親者のみで執り行いました ご連絡が事後となりましたことをお詫び申し上げます

北海道のお悔やみ欄

北海道で葬儀をおこなう場合は、新聞などの「お悔やみ欄」と訃報の関係も押さえておきましょう。

  • ・お悔やみ欄で訃報を知る人が多い
  • ・家族葬では掲載するかを家族で決める

掲載を希望する場合は、葬儀社に確認しておくと安心です。

ひとつずつ解説します。

お悔やみ欄で訃報を知る人が多い

北海道では、新聞などのお悔やみ欄で訃報を知り、通夜や葬儀に参列する方も多いです。

お悔やみ欄には、故人名や葬儀の日時・場所が掲載されます。そのため、遺族から個別に連絡を受けていない方にも、訃報が広く伝わります。

一般の方の訃報を葬儀社を通じてお悔やみ欄に掲載できるのは、北海道など一部の地域です。道外の方には、なじみの薄い慣習かもしれません。

家族葬では掲載するかを家族で決める

家族葬にする場合は、お悔やみ欄に掲載するかどうかを家族で決めましょう。

掲載する場合は、どの情報を載せるかも話し合っておく必要があります。お悔やみ欄に葬儀の日時・場所を掲載すると、参列を案内していない方が訪れる可能性があるためです。

参列者は限定したいけれど、訃報は広く知らせたいという場合、葬儀が終わった後に掲載することもできます。

掲載するかどうか、どこまでの情報を載せるかは、参列を案内する範囲や家族の意向と照らし合わせて考え、迷う場合は葬儀社に相談してもよいでしょう。

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訃報を受け取ったときの対応

訃報を受け取る側になったときの対応は次のとおりです。

  • ・お悔やみの言葉を添えて返信する
  • ・参列は案内に従って判断する

要点を絞って解説します。

【関連記事】
弔問する前に必見!服装や挨拶など押さえるべき8つのマナーポイント

お悔やみの言葉を添えて返信する

訃報を受け取ったら、まずはお悔やみの言葉を簡潔に伝えましょう。

ご遺族は葬儀の準備や各種の対応に追われていることもあるため、返信は相手の負担にならない長さにまとめます。死因や最期の様子を尋ねることは控えましょう。

メールやLINEでは、時候のあいさつを省き、お悔やみとご遺族を気遣う言葉を伝えます。返信を求めない一言を添えると、相手も負担を感じずに受け取れます。

【メール・LINEの返信例】
「このたびはご逝去の知らせに接し 心よりお悔やみ申し上げます
大変な時期かと存じますが どうぞお身体を大切になさってください
なお ご返信のお気遣いはなさいませんようお願いいたします」

また、宗派によっては適さない表現があり、例えば、浄土真宗では「ご冥福をお祈りします」という言葉は用いません。相手の宗派がわからない場合は、上の例のように「心よりお悔やみ申し上げます」と伝えるとよいでしょう。

参列は案内に従って判断する

参列するかどうかは、遺族からの案内に従って判断しましょう。家族葬では参列者を限定していることがあり、案内がないまま参列すると遺族の負担になる場合があるためです。

例えば「近親者のみで執り行います」と案内された場合は、参列を控えます。

また、参列を控える場合でも、香典・供花・弔電の辞退の記載がなければ、弔意を伝える方法を検討できます。ただし、辞退の意思が示されている場合は送りません。

案内内容がわかりにくいときは、遺族本人ではなく、葬儀社や親族の代表者に問い合わせましょう。

【関連記事】
葬儀に行けない場合の対処法と3つの注意点!欠席のマナーを徹底解説

訃報は段階ごとに伝える

訃報は、伝えるタイミングにより連絡先が異なります。亡くなった直後は近しい家族・親族へ電話で逝去を伝え、葬儀の日程や形式が決まってから詳細を案内するのが基本です。

訃報を伝える際のポイントを振り返ってみましょう。

  • ・亡くなった直後は、決まっていることだけを伝える
  • ・葬儀の日程が決まったら、参列を案内する方へ詳細を伝える
  • ・家族葬の場合は、参列の辞退と香典・供花・弔電の辞退を分けて伝える
  • ・北海道では、お悔やみ欄に掲載するかどうかも家族で判断する

まずは連絡先リストを作り、家族で連絡の分担を決めましょう。

葬儀社と日程や参列範囲を確認しながら、段階ごとに連絡を進めれば、慌てずに訃報を伝えられます。

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