お葬式のこと

供花の費用相場や注文方法と5つの注意点!よくある質問もまとめて紹介

葬儀の際に送る供花について次のような疑問をお持ちではありませんか?

  • ・供花を出すべきなのかどうかがわからない
  • ・費用相場が気になる
  • ・どのような名前で出し、どうやって注文すれば良いのかがわからない

供花には注意するべき事項もあり、故人や遺族に対して、マナー違反にならないよう気をつけなければなりません。

そこで本記事では、供花について知っておくべき知識や、供花に関してよくある質問まで、一挙にまとめてご紹介します。

弘善社の供花や仏花などの弔花に関するサービスのご案内も掲載していますので、よろしければぜひご覧ください。

供花の役割とは?

供花と祭壇

葬儀の際、祭壇周辺に飾る供花には、次の3つの役割があります。

  • ・故人を追悼する弔意を表す
  • ・遺族への慰めや労りの気持ちを表す
  • ・葬送の儀式としての演出

供花には、故人を追悼する弔意を表す目的や、遺族への慰めや労りの気持ちを表す目的、葬送の儀式として葬儀を演出する役割があります。

お葬式は供花が多いほど祭壇周りや式場が華やかになり、告別式では最後のお別れとして棺への花入れにも利用できるため、喪主や遺族から喜ばれるケースが多いです。

供花を出す対象者

供花と参列

供花には誰が出すべきという正式なルールがなく、遺族に辞退の意向がなければ誰が出しても問題ありません。一般的な事例として、故人との関係性による対象者について解説します。

  • ・遺族・親族
  • ・友人・知人・同僚など
  • ・会社・団体などの組織

遺族・親族

遺族や親族は、故人との関係性が分かる名称や個人名などで供花を出すケースが多く、基本的に遺族や親族の供花は、喪主が基数や表示名を取りまとめます。

供花札には以下のように表記することが一般的です。

  • ・喪主
  • ・兄弟一同
  • ・孫一同
  • ・親族一同
  • ・◯◯家一同
  • ・そのほか個人名や連名

祭壇のイメージや式場のスペース、ほかの方々の供花の数量に合わせて、葬儀社から供花の出し方を提案をされるケースがあります。

供花のほか、供物を用意する場合もあるため、喪主は葬儀社や親族と相談しながら、どのようにするかを決めてください。

友人・知人・同僚など

友人・知人、会社や団体に所属している方が個人的に供花を出す場合は、個人名や連名のほか、遺族にとって差出人が分かりやすいように組織名や団体名で供花を出します。

  • ・個人名や連名
  • ・◯◯会社 ◯◯部 有志一同
  • ・◯◯同好会一同 など

連名で供花を出すときは、一番右側が最上位の立場にあたる方となるため、勤務先の上司など目上の方から順番に肩書きとともに右から列記してください。

複数名で供花を出す際は、名前の文字が小さくならないよう、5名以上の場合は「一同」という名称を使用すると良いでしょう。

会社・団体などの組織

勤務先や取引先などの企業や団体などの組織が経費負担により供花を出す場合は、次のように、会社名や団体名、役職、代表者名を表記します。

  • ・株式株式◯◯◯◯ 代表取締役 ◯◯◯◯

会社名や団体名が長い場合は、(株)などの略号の使用や省略して社名だけにしても問題ありませんので、文字が小さくならないように注意しましょう。

供花の費用相場

 供花の費用

供花の費用相場について、ポイントを押さえて次の順序で解説します。

  • ・供花の申し込み単位
  • ・供花の費用相場

供花の申し込み単位

供花の数量の単位は「基(き)」と呼ばれており、1基もしくは2基(左右1対)のいずれかで申し込みます。

供花の基数に決まりはありませんが、式場のスペースや供花が多く集まる葬儀の規模によっては、1基のみに限られている場合や、名札のみが別の場所へ掲出されるケースがあります。

供花の費用相場は約1〜3万円

地域や葬儀社によっても異なりますが、供花の基数による一般的な費用相場は、約1万円〜3万円となっています。

  • ・1基の費用相場:約1万円~2万円
  • ・2基(1対)の費用相場:約1万5千円~3万円

1基あたり3万円以上の高価な胡蝶蘭などもあるほか、スタンドタイプやアレンジメントなど、形状もさまざまです

葬儀によっては一定の花の種類で統一感をもたせるために、変則的な価格設定を行う場合や、団体と個人で単価が異なる場合もあるため、詳しくは葬儀社へ確認しましょう。

供花の注文方法

供花の注文

供花の注文方法について、次の2つの順序で解説します。

  • ・注文と支払い方法
  • ・注文の流れ

注文と支払い方法

葬儀社によって異なりますが、供花の注文には4つの方法があり、電話やメールによる注文には対応していない葬儀社もあるためご注意ください。

  • ・FAX:最も主流な方法で確実
  • ・ホームページ:WEB決済できる場合もある
  • ・電話:対応していない場合がある
  • ・メール:対応していない場合がある

決済方法は銀行振込が多くなっていますが、葬儀への参列時の当日払いに対応している葬儀社や、ホームページ上のWEB決済によりクレジットカード払いに対応している葬儀社もあります。

【参考】ウィズハウス・香華殿をご利用のお客様へ(軸花 ~jiku-hana)

供花の注文の流れ

供花の注文の流れは、次の5つの手順となります。

  1. ①斎場へ連絡して葬儀社を特定する
  2. ②葬儀社へ供花の受付をしているか確認
  3. ③供花の費用を確認する
  4. ④供花を注文する
  5. ⑤代金を支払う

①斎場へ連絡して葬儀社を特定する

葬儀を行う斎場へ連絡して、葬儀の日時と喪家名を伝え、葬儀社名を確認します。葬儀社の連絡先はインターネットで調べて確認しましょう。

②葬儀社へ供花の受付をしているか確認

葬儀社へ連絡をして、供花を受け付けているかどうかを確認します。遺族に辞退の意向がある場合は、供花は絶対に贈らないようにご注意ください。

③供花の費用を確認する

葬儀社へ供花の費用を確認します。予算が限られている場合は、予算に合う供花があるかどうか相談しましょう。

④供花を注文する

電話で供花を注文する際は、次の項目を伝える必要があるため、あらかじめ手元に必要情報を準備しておくと安心です。

  • ・斎場名・喪家名・葬儀の日時
  • ・親族・一般(個人・団体)の分類
  • ・基数
  • ・札名の文字
  • ・支払い方法

供花の申し込み方法と費用の支払い方法を確認のうえ、供花を注文します。電話の場合、文字の間違えに注意して、とくに漢字は分かりやすい言い換えと確認をしてください。

⑤代金を支払う

銀行振込や葬儀当日の現金払いなど、葬儀社の指示に従って代金を支払います。請求書や領収書の発行に対応しているケースも多いため、必要であれば葬儀社へ確認しましょう。

供花を贈るときに気をつけるべき注意点5つ

注意点

供花を贈るときに気をつけるべき注意点5つについて解説します。

  • ・家族葬では供花を辞退する場合がある
  • ・供花はお通夜当日の午前中が期限
  • ・供花に関する問い合わせは葬儀社へ連絡する
  • ・供花は葬儀社へ注文する
  • ・葬儀へ参列できない方は供花で弔意を伝える

家族葬では供花を辞退する場合がある

近年は少人数で執り行う家族葬が増えていますが、家族葬では供花やお香典などをお断りする場合があるため気をつけましょう。

ご家庭によっては、故人の遺志でしめやかな葬儀を希望している場合や、葬儀後のお礼などの手間を削減したい目的などにより、身内だけの家族葬を選んでいる場合があります。

なお、最新の調査結果によると、北海道では家族葬が葬儀全体の約45%を占めており、家族葬が最も多い葬儀の種類となっているため、ご注意ください。

出典:【2023年】北海道の葬儀の種類と葬儀代やお布施の平均費用の調査結果(北のお葬式)

供花はお通夜当日の午前中が期限

供花の受付時間には期限があり、お通夜当日の午前中などで受付終了となるのが一般的です。

可能であれば、お通夜の前日までを目安として、早めに注文するようにしてください。

供花に関する問い合わせは葬儀社へ連絡する

喪主や遺族は、悲しみの中で葬儀の準備にあたっているため、供花などの葬儀に関する質問や相談は、葬儀社へ問い合わせてください。

遺族へ確認する必要がある場合でも、葬儀社を介して連絡してもらうようにすることで、喪主へ負担を与えないための配慮となります。

供花は葬儀社へ注文する

葬儀では故人や遺族が好きな花や色合いなどをヒアリングしたうえで、式場や祭壇をデザイン・レイアウトするケースがあるため、供花は花屋などではなく、葬儀社へ直接注文しましょう。

葬儀へ参列できない方は供花で弔意を伝える

体調不良や何らかの事情によって、葬儀へ参列できない方は、供花で弔意を伝えるのが最良です。

喪主や遺族は、お通夜の前や葬儀後に札名をしっかりと確認していることもあり、後々のお付き合いのためにも供花は重視してください。

とくに親族や生前に故人と親しかった方、遺族が大切な取引関係にある方などは、後悔をしないように気をつけましょう。

供花に関してよくある質問

よくある質問

供花に関してよくある質問をまとめてご紹介しますので、気になる項目をチェックしておくと安心です。

供花以外で仏花や弔花を贈る方法は?

供花以外で仏花や弔花を贈りたい場合は、在宅のタイミングに注意すれば、花屋やインターネットから、お悔やみ用のアレンジメントを喪主の自宅へ届けても問題ありません。

ただし、ご遺体は自宅ではなく斎場で安置するケースもあれば、葬儀後は死後の手続きなどで喪主や遺族はたいへん忙しく、不在がちにもなります。

生花は傷みやすいため、手元に届いたときに枯れてしまうことも想定されるため、四十九日法要のタイミングなどを検討するのもおすすめです。

供花をもらったときのお礼の方法は?

供花をもらったら、電話によるお礼の挨拶や、四十九日法要を終えたタイミングで届くように、手紙やハガキでお礼を伝えるのが最良です。

お香典とは違い、供花や弔電にお礼の品物は不要ですが、故人のためにもきちんとお礼を伝えるマナーを大切にしましょう。

弘善社の花マルシェとは?

弘善社では、『全ての人にお花のある暮らしを』をテーマに、定期イベント『花マルシェ』を開催しており、お求めやすいリーズナブルな特別価格でお花の販売会を行っています。

祭壇を美しく彩る葬儀社の生花部門に所属する専門スタッフの技術により、美しく高品質な生花をご提供しています。

同時開催にて、さまざまな催し物を行っていますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

まとめ:供花や仏花・弔花や各種イベントや花束のご注文は弘善社へ!

弘善社_花マルシェ

お葬式の供花について、知っておくべき知識をご紹介しましたが、まとめると次のとおりです。

  • ・供花は故人や遺族と関係のある方なら誰もが贈って構わないが、家族葬では供花を辞退するケースもあり、遺族が断る場合には贈らないようにするのがマナー
  • ・供花は葬儀全体のイメージにかかわるため、花屋などではなく葬儀社へ直接注文し、できれば前日までを目安に、遅くとも当日の午前中までに注文する
  • ・喪主や遺族へ迷惑をかけないように、供花に関する問い合わせは葬儀社へ連絡する。

弘善社では、お葬式の供花はもちろん、死後の枕花から葬儀後に必要なお仏壇やお墓参り、法事・法要の仏花のご注文を承っています。

誕生日やお祝い事などのイベントにおける花束やアレンジメントなども、どうぞお気軽にご相談、ご用命ください。

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