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永代供養墓とは?失敗や後悔を防ぐ5つの選び方のポイントと注意点

永代供養墓とは、どのようなお墓のことをいい、どれくらいの費用が必要なのか、気になる方は多いでしょう。

そこで本記事では、失敗や後悔を防いで選ぶためのポイントや注意点など、永代供養墓に関する知識をまとめて解説します。

弘善社でおすすめの永代供養墓についてもご紹介しますので、ぜひご覧になり、参考になさってください。

永代供養墓とは?

永代供養墓

永代供養墓とは、個人でお墓を所有することなく、霊園や寺院へ遺骨の管理や供養を行ってもらえるお墓のことをいいます。

昔ながらの墓石のお墓と比較して、永代供養墓は継承者がいなくても申し込めることが大きなメリットで、お墓の維持の費用やお手入れの手間の削減が可能です。

お墓に関する子どもや孫への負担を軽減することができ、無縁仏になる心配もないことから、デメリットの方が少ないといえるでしょう。

最新の調査によると、約65%もの方が跡継ぎ不要のお墓を選択していることが判明し、墓石を建立する従来のお墓よりも永代供養墓の方が人気を集めていることが分かりました。

出典:【第15回】お墓の消費者全国実態調査(2024年)霊園・墓地・墓石選びの最新動向

永代供養墓にかかる費用

  永代供養墓の費用
内訳 費用
永代供養料 約5~150万円
墓石・名板・彫刻代 無料~約40万円
年間管理費 無料~約3万円
納骨手数料 約2~5万円
納骨法要のお布施 約3~5万円

永代供養墓にかかる費用の総額は約5〜250万円と幅があります。永代供養墓の種類による永代供養料の違いと、墓石を使用するかどうかの違いによって、このような差が生じます。

さらに、不要なお墓を処分する「墓じまい」を伴う場合には、約20〜70万円の墓石の解体撤去費用がかかり、その他に閉眼供養のお布施が必要となります。

永代供養墓の種類と永代供養料

永代供養墓の種類と永代供養料
種類 永代供養料
合祀墓・合葬墓 約5〜30万円
集合墓 約20〜60万円
個別安置墓 約50〜120万円
樹木葬 約20〜100万円
納骨堂 約20〜150万円
個別墓 約80〜150万円

永代供養墓には6つの種類があるため、それぞれの特徴と費用相場について解説します。

合祀墓・合葬墓:約5〜30万円

合祀墓(ごうしぼ)・合葬墓(がっそうぼ)とは、複数名の方々の遺骨をまとめて土へ還す埋葬方法のことをいい、最も安価な費用の永代供養墓です。

集合墓:約20〜60万円

集合墓とは、骨壷や骨箱に納められた遺骨を特定のスペースへ一緒に収納して保管する永代供養ですが、一定期間が過ぎると合祀することが一般的です。

個別安置墓:約50〜120万円

個別安置墓とは、家族や親族などの申し込み単位で仕切られたスペースへ遺骨を納骨して保管する、屋外にある永代供養墓で、複数名の遺骨を納骨できることが大きな特徴です。

樹木葬:約20〜100万円

樹木葬とは、シンボルツリーとなる樹木や草花に囲まれた自然環境へ遺骨を納める永代供養墓で、合祀・集合・個別といった埋葬方法から選択できます。

納骨堂:約20〜150万円

納骨堂とは、室内のお参りしやすい環境へ納骨をする施設のことをいい、ロッカー型・自動搬送式・仏壇型など、さまざまな形状や納骨方法があります。

個別墓:約80〜150万円

個別墓とは、従来の墓石を建てるお墓と同じように特定の区画を使用でき、一定期間が過ぎると墓石を墓じまいして合祀墓などへ遺骨を改葬をする永代供養墓のことをいいます。

永代供養墓を選ぶ5つのポイント

ポイント(指)

失敗や後悔をしないように、永代供養墓を選ぶには5つのポイントがあるため、あらかじめ把握して確認するようにしましょう。

  1. ①最適な納骨場所を選ぶ
  2. ②合祀までの遺骨の保管期間を確認する
  3. ③管理費や護持費の負担が問題ないかどうか
  4. ④納骨や利用条件に問題ないか
  5. ⑤事前見学により永代供養墓を確認する

①最適な納骨場所を選ぶ

同じ永代供養墓でも納骨場所によっては次のように条件が異なるケースがあるため、費用か環境のどちらを優先するかなど、後々まで後悔をしないように最適な納骨場所を選びましょう。

  • ・ロッカー型の個別安置墓や納骨堂は目線の高さでお参りしやすい場所ほど料金が割高になり、高い場所や足元の一番下の段は安い場合が多いです。
  • ・利用区画の面積や東西南北の向き、お参り場所から遠い場所や、水場やゴミ捨て場のすぐ近くは安い場合があります。

②合祀までの遺骨の保管期間を確認する

永代供養墓の多くは合祀するまでの遺骨の安置期間が設定されており、遺骨の保管期間が長いほど永代供養料は割高になる傾向があるため、後悔しない期間を検討しましょう。

保管期間は、1年・3年・5年・10年など契約日や納骨日からの年数を基準にするほか、1周忌・3回忌・13回忌・33回忌など、故人の命日となる年忌を基準にする場合があります。

永代供養墓によっては、合祀しないタイプのほか、追加料金によって延長できるケースもあるため、不安な場合はあらかじめ延長が可能かどうかを確認してください。

③管理費や護持費の負担が問題ないかどうか

永代供養墓では、年間管理費や年間護持費など、お墓や施設の維持にかかる費用として、年1〜3万円程度を負担しなければならないケースがあります。

高齢になると収入が減り、この費用がネックになる場合があるため、不安であれば管理費がかからない永代供養墓を選びましょう。

④納骨や利用条件に問題ないか

永代供養墓は納骨できる人数のみならず、何親等までが対象なのか、納骨や埋葬の方法やお参りの仕方まで確認しましょう。

大勢が納骨できる永代供養墓でも、納骨できる対象者には制限がある場合や、遺骨をパウダー状に粉骨しなければならないケース、お参り場所が指定されているケース等があります。

また、費用面では初期費用だけでなく、彫刻代や納骨手数料が都度、必要になる場合も多いため、追加費用の内訳と金額まで確認しておくようにしてください。

⑤事前見学により永代供養墓を確認する

永代供養墓は、パンフレットなど資料の写真イメージと実際に訪れたときの印象が異なるケースもあるため、必ず事前に訪れて確認してください。

実際の交通アクセス、施設や設備、安全性や清掃の管理体制、現地スタッフの対応なども確認しておくと、後々まで安心です。

永代供養墓で気をつけるべき4つの注意点

注意点

永代供養墓を契約する際には、気をつけるべき4つの注意点があるため、後々までトラブルにならないように必ず押さえておきましょう。

  • ・個別の供養はお布施が必要になる
  • ・宗教自由・宗旨宗派不問でも他の宗教者による供養はできない場合が多い
  • ・永代は永久という意味ではない
  • ・必ず家族や親族の同意を得る

個別の供養はお布施が必要になる

永代供養墓は、永代にわたって無料で供養してもらえると勘違いしないようにご注意ください。

納骨法要や年忌法要による個別の供養において、お布施が必要になることが一般的で、1回あたり3~5万円程度のお布施を包みます。

宗教自由・宗旨宗派不問でも他の宗教者による供養はできない場合が多い

永代供養墓は宗教自由や宗旨宗派不問であっても、経営主体以外の宗教者による供養が行えないことが多いため、こだわりがある方は必ず事前に確認しましょう。

日本では霊園や墓地を経営できるのが公共団体や宗教法人に限られており、永代供養墓もお墓の種類の一つに該当します。

永代は永久という意味ではない

永代とは永久や永遠という意味ではなく、限りある時期のことを表すため、永代供養墓は万一の倒産や閉鎖の可能性があることも理解しておきましょう。

不安を払拭するには、経営主体の歴史や活動、経営状況、住職の人物像などを事前に調べて、地域の評判などもチェックしておくと安心です。

必ず家族や親族の同意を得る

永代供養墓には反対する方もいるため、必ず事前に家族や親族と相談をして同意を得るようにしましょう。

昔ながらの墓石のお墓が良いと思っている方や、ご先祖様から受け継がれたお墓を大事にしたい方など、お墓や供養に対する考え方は人それぞれ異なるためご注意ください。

旭川市のおすすめの永代供養墓【納骨堂てらす】

納骨堂てらす旭川

弘善社では、人気の永代供養付き「納骨堂てらす」をお求めやすい費用でご紹介しており、旭川市近隣にお住まいの方々から高い評価を得ています。

納骨堂てらすでは、遺骨の安置期間に応じて選べる納骨プランをご用意しており、10年につき5万円、最大50年まで合祀せずに遺骨を保管することも可能です。

プラン名 安置期間 料金 納骨手数料
合祀プラン 1年 16.5万円 1.1万円
個別プラン 20年 26.4万円 2.2万円

まとめ:永代供養墓は5つのポイントを押さえて選択しましょう!

永代供養

永代供養墓の知識や選び方のポイントと注意点についてご紹介しましたが、まとめると次のとおりです。

  • ・永代供養墓は継承者がいなくても申し込みが可能。費用やお手入れの手間を削減でき、子どもや孫への負担も軽減できるため、メリットが大きい。
  • ・永代供養墓は種類や墓石の有無によって、約5〜250万円と費用が幅広く異なり、墓じまいが必要な場合はさらに20〜70万円程度の費用が必要となる。
  • ・永代供養墓の選び方には次の5つのポイントがある。①最適な納骨場所を選ぶ ②合祀までの遺骨の保管期間を確認する ③管理費や護持費の負担が問題ないかどうか ④納骨や利用条件に問題ないか ⑤事前見学により永代供養墓を確認する。以上のポイントを押さえると失敗や後悔を防げる。
  • ・永代供養墓には次の4つの注意点がある。①個別の供養はお布施が必要になる②宗教自由・宗旨宗派不問でも他の宗教者による供養はできない場合が多い③永代は永久という意味ではない④必ず家族や親族の同意を得ることに気をつける。

旭川市の葬儀社である弘善社では、格安で利用できる人気の永代供養付き【納骨堂てらす】をご紹介していますので、葬儀から納骨まで安心してお任せいただけます。

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