終活のこと
エンディングノート〜買っただけで満足してはダメですよ?〜弘善社の考える終活
こんにちは。
旭川で葬儀社を営んでおります、(株)弘善社の太田弘文です。
当社では、「葬儀」を軸として、皆さんの「終活」の支援を行なっております。
少しずつ、分かりやすく、旭川の終活事情についてお話ししていきますので、皆さんのお役に立てれば幸いです。
<エンディングノートの選び方>
エンデイングノートの目的については、前回お話ししました。
「今後の人生をよりよく生きるため」に「生前の自分の意思を残すこと」でしたね。
さて皆さん….もしかしたら実際に購入し、書いたことがある方もいるかもしれません。
あるいは書店で手に取って、その時は買うのを止めた方、買ってはみたものの買っただけの方もいるかもしれません。
なぜ書くのを躊躇されるのか?あるいは買ったも書くのを躊躇されるのか?
エンデディングノートって、結構立派なんですよね。分厚くて。
そして、開いてみると書く項目が沢山ある。
結果、書くのが億劫になるのではないでしょうか。
エンディングノートの目的って、「生前の自分の意思を伝えること」です。
であればですね、ぶっちゃけたところ、どれでも良いんですよね。
なので、
好きなものを選んでください!
以上です!
と乱暴に申し上げましたが、本屋さんに行くと、色々ありますよね。
厚さも色々、お値段も色々…
選ぶのに迷ってしまいます。
あとでお話ししますが、エンディングノートって、何回も何回も書き直しをするものです。
途中で気が変わったり、追加で書き足したりするものなんですね。
なので、最初は薄くて余白の多いノートが良いと思います。
あとは「使い勝手」ですね。
自分のことを多く書きたい方は、書き込み欄に余裕があるものを、逆に文章を書くのが苦手な方はチェックを入れる項目がメインのノートがオススメです。
<エンディングノートの書き方>
上に書いた通り、エンデイングノートは「一回書いてお終い」ではありません。
一回書き上げても5年後、10年後には状況や気持ちが変わっていることもあるでしょう。最初から完璧を目指さず、気持ちを楽にして取り組んでよいのです。
では、ポイントをいくつか。
・時間をかけて書いてみましょう
いっぺんに書き上げなくてもいいですし、また最初のページから書き始めなくてもよいのです。書きやすい所から少しずつ。
・手書きしましょう
パソコンソフトのエンディングノートもあるようです。しかし、パソコンだと保存先を失念してしまったり、うっかり消去してしまったり、家族がアクセスできなかったりします。
・希望や要望には理由を添える
「家族葬を希望する」と書くならば、その理由も添えて欲しいのです。
ともすると家族は、「どうしても家族葬でしなければならない」とノートに残された要望に固執しがちです。
なので、「なぜ家族葬を希望するのか」と理由も添えて欲しいのです。
・記入箇所を変更するときは
上記の通り、手書きがオススメです。追加・変更も自由にできます。
ただ、変更する場合、追加する場合は、日付も書いておきましょう。
エンディングノートは何度も書き直すものです。最初からよいものはできません。
また…..一番大事なことは、
「買っただけで満足せず、とりあえず書いてみること」です!
<エンディングノートの管理>
さて、ノートには自分の希望や要望の他に、家族への想いも書きますよね。
最終的に家族に読んでもらうためのものですが、書いている途中に読まれるのは気がひけるし、第一恥ずかしいですよね。
ノートは重要な個人情報もあるため、ノートの保管先には十分な注意が必要です。
とは言っても分かりにくい所に隠しておくと、発見されず、せっかくの希望が叶わないことにもなります。
ご家族に読まれなければ意味がないので、「ノートを書いている」という事実は伝えておきましょう。また、どの辺に保管している、ということも伝えておきましょうね。