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お葬式のこと

葬儀の事前相談は6W2Hで8項目を確認・決定!相談のメリットと注意点

一生に一度しかない大切な葬儀を、後悔のない形で執り行うためには、事前相談による準備がとても重要です。

準備や知識が不足したまま葬儀を行い失敗してしまった場合、後々まで後悔しやすく、親族や参列者の印象にも残りやすいため、気をつけなければなりません。

そこで本記事では、葬儀の事前相談にはどのようなメリットがあり、具体的にどのようなことを確認・決定しておくべきなのかを解説します。

葬儀の事前相談での注意点や相談方法についてもご紹介しますので、葬儀社へ相談する前にあらかじめ確認しておきましょう。

葬儀の事前相談のメリット

メリット

葬儀の事前相談には、葬儀の失敗を防ぐためのポイントが多数あり、事前相談を行うことによって、次のような多くのメリットが得られます。

葬儀への疑問や不安を解消できる

慣れない葬儀では、疑問や不安が募りがちですが、あらかじめ相談や確認をしておくことで心構えができ、失敗を防ぎやすくなります

葬儀では作法やマナーをはじめ、知るべき知識が多くありますし、必要事項を決める際は悩みが生じる場合もあるため、事前相談によって適切な判断をできるようにしましょう。

最適な葬儀社や斎場を選べる

葬儀を行う業者や施設は多数ありますが、あらかじめ事前相談を利用し、比較検討することで、本人や家族・親族などにとって最適な葬儀社や斎場を選べます

葬儀は親族や参列者にとっても思い出に残りやすい行事です。信頼できる葬儀社に依頼し、快適な施設や設備が整った斎場で、悔いのない葬儀を行いましょう。

本人や家族・親族が希望する葬儀ができる

葬儀の事前相談は早い段階で行うほどメリットが大きくなります。本人が健康なうちに要望を確認したり、家族や親族と話し合ったりしておくと、多くの方にとって理想の葬儀を行えるため安心です。

近年は生前のうちに葬儀の準備をしておく方も増えていますが、家族や身内が生前準備の状況を把握していないと無駄になってしまうため、準備したことはきちんと伝えておきましょう。

葬儀をスムーズに執り行うことができる

事前相談によってあらかじめ内容や費用を把握して、準備しておくことで、いざという時にスムーズに葬儀を執り行うことができます

急な葬儀で慌てたり戸惑ったりする方は、「決めなければいけない事柄の判断に迷う」「必要品の準備に追われる」といった状況に陥る傾向にあります。事前相談を活用しすることで、そのような状況にならずに済むよう、対策しておくと良いでしょう。

葬儀費用を削減して予算計画が立てやすい

葬儀の際は基本料金プランのほかに追加費用が発生することが一般的です。事前相談で具体的な葬儀内容と費用を把握し、しっかりと予算計画を立てましょう。

葬儀プランは葬儀社によって品目や料金設定が異なり、飲食代、返礼品代、お布施のほか、依頼内容によってはオプション料金が必要になる場合があります。

事前相談や会員登録で割引や特典がある

葬儀社によっては、事前相談や会員登録をすることで通常より費用が抑えられる割引や特典が受けられる場合があるため、上手に活用することをおすすめします。

定期的に事前相談会や斎場見学会などのイベントを開催している葬儀社や、生前の終活に便利なエンディングノートなどの便利ツールを配布している葬儀社もあります。

葬儀の事前相談のコツは「6W2H」のポイントを押さえること!

葬儀の事前相談は、6W2Hのポイントを押さえて進めると的確でスムーズです。

6W2Hとは?

6W2H(シックスダブリュー・ツーエイチ)とは、英語の疑問詞の頭文字から成る名称で、物事や課題に対して、多面的に考察するためのフレームワークのことをいいます。

5W1H(ファイブダブリュー・ワンエイチ)と比較した時に、葬儀で求められる「Whom(だれに)」と「How much(いくらで)」の項目が追加されているのが特徴です。

葬儀で決める6W2Hの項目内容

要素 項目内容
 ①Who(誰が)  葬儀の対象者と喪主
 ②What(何を)  葬儀プランと宗教形式
 ③When(いつ)  日程の条件確認
 ④Where(どこで)  葬儀社と斎場
 ⑤Why(なぜ)  本人と家族や親族の意向
 ⑥How(どのように)  葬儀内容
 ⑦Whom(だれに)  訃報案内する相手と参列者
 ⑧How much(いくらで)  葬儀費用やお布施

葬儀では、亡くなったことを伝える連絡先や参列者をあらかじめ把握し、あわせて葬儀費用やお布施の金額も確認しておくことで、トラブルの回避につながります。

6W2Hは、葬儀以外にも目的や課題を解決するために活用できるフレームワークのため、物事への考え方としてポイントを覚えておくとさまざまな場面で役立つでしょう。

葬儀の事前相談で確認・決定する8つの項目

葬儀の項目

葬儀の事前相談を通じて、確認や決定するべき8つのについて具体的に解説しますので、ぜひ参考になさってください。

  1. ①葬儀の対象者と喪主
  2. ②葬儀プランと宗教形式
  3. ③日程の条件
  4. ④葬儀社と斎場
  5. ⑤本人と家族や親族の意向
  6. ⑥葬儀内容やオプションなど
  7. ⑦訃報案内する相手と参列者
  8. ⑧葬儀費用とお布施の金額

①葬儀の対象者と喪主

葬儀の事前相談にあたってはまず、「誰が亡くなったときに誰が喪主を務めるのか」を明確にすることが大切です。

親のため、配偶者のため、自分の将来のためなど、具体的に誰の葬儀を検討するのかを明確にして、費用の支払いや指揮をとる喪主を決定します。

②葬儀プランと宗教形式

葬儀内容を決定するにあたっては、次のような「葬儀プラン」を確認するとともに、どのような宗教形式の葬儀をするのか、「宗旨宗派」まで検討します。

種類 人数目安 特徴
一般葬 30名以上  会葬者を招く2日間のお葬式
家族葬 30名以下  少人数で行う2日間のお葬式
一日葬 30名以下  お通夜を省き1日で行うお葬式
直葬・火葬式 数名  火葬のみの葬儀を省いたお葬式

宗教形式には、仏式・神式・キリスト教式・無宗教式などがあります。

お付き合いしているお寺や神社がない場合も、多くの葬儀社では宗教者を紹介してくれるので、相談しておくと良いでしょう。

③日程の条件

葬儀の日程は、地域の火葬場の休業日や混雑状況によって左右されることが多く、年末年始や友引には火葬が行えない場合もあるため、あらかじめ葬儀社に確認しておくと安心です。

一般的に亡くなった翌日以降が葬儀となり、身内が集まりやすい日程を選びますが、死後24時間を経過しなければ火葬できない法律があるためご注意ください。

出典:墓地、埋葬等に関する法律(厚生労働省)

④葬儀社と斎場

葬儀の事前相談で特に重要なのが「葬儀社と斎場選び」です。気になる葬儀社があれば事前相談会等へ参加して、信頼できるかどうか、自分の目で確かめておくことをおすすめします。

大切な方や自分の葬儀を安心して任せられる葬儀社かどうか、交通アクセスや家族・親族の宿泊設備、提供されるサービスなどを、細部に渡って確認しておきましょう。

なお、見学できるのは葬儀社が運営する民営斎場のみで、市区町村の自治体が管轄する公営斎場は見学ができず、地域によっては火葬場の機能しかないケースも多いためご注意ください。

⑤本人と家族や親族の意向

葬儀では「対象者となる本人や家族、親族の意向」をできるだけ汲み取って、具体的な計画を立てておくと、親族トラブルになりにくく葬儀後まで安心です。

いざ死が迫った段階で葬儀の話をすると縁起でもないと叱られてしまうケースがあるため、葬儀については、できるだけ健康なうちに話し合っておくのが良いでしょう。

⑥葬儀内容

葬儀では、基本の料金プランに含まれない品目やオプションサービスに注目して、必要かどうかを検討して判断しなければいけないため、事前相談を通じて、ある程度葬儀内容を決めることをおすすめします。

葬儀社によっては、斎場使用料や祭壇費が別途かかる場合があるほか、湯灌(ゆかん)と呼ばれるご遺体を清める儀式や、バス・霊柩車などの車両についても検討が必要です。

⑦訃報案内する相手と参列者

万一のときに訃報を伝える相手は、「連絡先」と「本人との関係性」をリスト化しておくことで、慌てることなくスムーズに連絡できます。あらかじめ一覧にまとめておきましょう。

とくに家族葬では、式場の広さによって参列できる人数に制限があるため、誰に声をかけるかを検討する必要があります。家族や親族に加え、故人の友人・知人なども含めた人数の調整が求められます。

⑧葬儀費用とお布施の金額

葬儀費用は、参列者の想定人数に応じて料理や返礼品の数量を決めることで、より具体的な金額を把握できます。また、付き合いのある宗教者にあらかじめお布施の相場を確認しておくことも大切です。

費用 相場
葬儀代 約50〜100万円
お布施 約15〜25万円
合計 約65〜125万円

出典:【2023年】北海道の葬儀の種類と葬儀代やお布施の平均費用の調査結果

一例としてご紹介すると、北海道の家族葬の相場は上記のとおりです。ただし、オプションの追加や宗教者の格式、戒名の位によって費用が高額になることもあるため、あくまで目安として参考にしてください。

葬儀の事前相談の注意点

注意点

葬儀の事前相談を行う際には、注意すべき3つのポイントがあるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

地域にある地元の葬儀社へ相談する

葬儀は以下のような点で地域性の影響を受けやすいため、無駄な出費を避けつつ、その土地の風習に沿った葬儀を行うには、必ず地元の葬儀社に相談しましょう。

  • ・葬儀の前に火葬を行う地域がある
  • ・会食の有無、対象者、料理内容に地域差がある
  • ・返礼品の単価や表書き、水引の種類に違いがある
  • ・骨壷・骨箱の種類や形状、納める遺骨の量が異なる
  • ・そのほか地域特有のしきたりがある

事前相談の準備をしておく

葬儀の事前相談を行う際は、あらかじめ次のような準備をしておくと、メリットや充実感が得られます。

  • ・事前に資料請求しておくとイメージしやすい
  • ・葬儀の不明点や疑問を書き出して質問事項を箇条書にまとめておく
  • ・相談会以外で個別相談を希望する際は電話予約をしておく

葬儀後の必要事項やサービスについても相談する

葬儀の事前相談では、次のような葬儀後の必要事項や、葬儀社が提供しているサービスについても確認するとよいでしょう。

  • ・故人に関する死後の各種手続き
  • ・法事・法要の準備やお仏壇・お墓・納骨など供養の流れ
  • ・葬儀社が提供している葬儀後のサービス

葬儀の事前相談の方法

事前相談

葬儀の事前相談の方法は、葬儀社によって異なりますが、一般的には次のような手段で行えます。

  • ・事前相談会や斎場見学会への参加
  • ・出張相談
  • ・電話・メール・オンラインによる相談

中でもおすすめなのは相談会や見学会への参加です。斎場に足を運んで現地を見学し、不明点や気になる点をその場で確認することで、葬儀に関する疑問や不安を早めに解消できます。

まとめ:北海道北見市や旭川市の葬儀の事前相談は完全無料の弘善社へお任せください

弘善社の葬儀スタッフ

葬儀の事前相談について、メリットや確認すべき項目、注意点や方法を解説してきましたが、要点をまとめると以下のとおりです。

  • 葬儀の事前相談には、葬儀に関する疑問や不安の解消に加え、最適な葬儀社・斎場の選定、希望に沿った葬儀の実現、費用の削減や予算計画の立てやすさなど多くのメリットがあります。

  • 事前相談では6W2Hの視点から、以下の8項目について確認・決定しておくと安心です。
     ①葬儀の対象者と喪主
     ②葬儀プランと宗教形式
     ③日程の条件
     ④葬儀社と斎場
     ⑤本人や家族・親族の意向
     ⑥葬儀内容
     ⑦訃報を伝える相手と参列者の範囲
     ⑧葬儀費用とお布施の金額

  • 相談の際は、地域の風習やしきたりに詳しい地元の葬儀社を選び、あらかじめ必要な準備をしておくことが大切です。葬儀後の手続きや供養、葬儀社が提供する関連サービスについても合わせて相談しましょう。

弘善社は北海道の北見市や旭川市で斎場を運営している葬儀社で、定期的に事前相談会や斎場見学会を実施し、個別の対面相談や電話・メールなどのご相談にも対応しています。

ご相談や資料請求は完全無料で承っており、生前の終活から死後の手続きやご供養など、一貫してお任せいただけるサービスも提供しておりますので、お気軽にお問い合せください。

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