お葬式は故人と最後のお別れをする大切な儀式です。そのため、遺族や親族をはじめ、お通夜や葬儀・告別式へ参列する方には、服装や身だしなみに気をつけるべきマナーがあります。
自分だけならいいだろうと油断していると、お焼香の時に目立ってしまったり、遺族やほかの参列者に不快な思いを与えたりするため、服装や身だしなみには注意しなければなりません。
そこで、お葬式で最適な服装や、髪型・メイク・アクセサリーなどの身だしなみについて、男性、女性、子供に分類して、ポイントを押さえて分かりやすく解説します。
喪服がない場合の対処法や、お葬式の服装や身だしなみでよくある質問についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧になり参考になさってください。
お葬式の服装と身だしなみのマナーにおける5つのポイント
お葬式の服装と身だしなみには押さえておくべき5つのポイントがあります。
①喪服を着用して全身を黒で統一する
喪に服すという言葉があるように、喪服は故人とのお別れにふさわしい服装です。お葬式の服装の基本は、男性も女性も喪服を着用して全身を黒で統一することにあります。
ただし、服装は男性と女性とで違いがあり、大人と子供とでもマナーに違いがあるため、後述にて詳しく解説しますので、最後までぜひご覧ください。
②清潔感や清楚感を重視する
お葬式での服装や身だしなみは、清潔感や清楚感を重視することが大切です。遺族や親族をはじめ、初対面の方々も訪れる公の場であることをよく理解する必要があります。
葬儀場の式場は密室であるとともに、お焼香など、注目されやすく目立つシーンもあるため、ほかの参列者が不快に感じることのないようにしなければなりません。
③肌の露出を控える
お葬式ではできるだけ肌の露出を控えなければならず、とくに暑い夏場は服装で気をつけなければならない注意点があります。
女性は男性よりも服装の選択肢が多くミスをしやすい傾向にあるため、ぜひ正しい知識を学んでください。
④光沢や柄を避ける
お葬式の服装では光沢や柄のあるものを避けるのがマナーで、基本的に生地や素材はすべて無地であることが大切です。
少しぐらいいいかなと思っていても、正式な喪服の方々が多い葬儀の場では、光や柄がたいへん目立ってしまうため、気をつけましょう。
⑤お洒落をせずシンプルな身だしなみにする
お葬式の服装や身だしなみでは、男女ともにシンプルであることが重要で、華やかさやお洒落は一切必要ありません。
主役はあくまでも故人であり、厳かな雰囲気で故人と縁のある参列者の方々と一緒に最後のお別れをする儀式であることをよく理解しましょう。
お葬式で着用する喪服の選び方
喪服の種類は『正喪服→準喪服→略喪服』の3段階の順序で分類されており、近年のお葬式では、遺族も一般参列者も一般的に準喪服を着用するケースが多い傾向にあります。
- ・正喪服:喪主や3親等以内の親族が正装として着用
- ・準喪服:参列者のほか近年は喪主や親族の着用も多い
- ・略喪服:お通夜や弔問で参列者が着用
正喪服は喪主や3親等以内を目安とする親族が着用する格式の高い喪服で、和装と洋装があります。和装なら黒無地に五つ紋の染め抜きが入っていて、洋装なら男性はモーニング、女性は上質な仕立てのワンピースやアンサンブルスーツです。
これに対して準喪服は、男性も女性も漆黒のシンプルな洋装の喪服となり、ビジネス用のブラックスーツと比較すると、光沢や艶を抑えた濃い黒色となっています。
近年のお葬式では、喪主や遺族・親族も準喪服を着用するケースが一般的となっているため、新たに購入する予定の方は、準喪服を用意すると急なお葬式への参列でも重宝するでしょう。
略喪服とは平服とも呼ばれ、黒以外にも紺色やグレーなどの暗いトーンの色合いも含まれます。男性のビジネス用のダークスーツ、女性のパンツスーツも略喪服に該当します。
仕事帰りなどにお通夜へ参列しなければならないときや喪服がない方は略喪服でも構いませんが、お葬式の身だしなみではマナーがあるため、後述にて解説しますのでご確認ください。
お葬式の男性の服装
お葬式で男性が準備するべき服装のアイテムについて、次の主要な順序で詳しく解説します。
- ・喪服・平服
- ・ワイシャツ
- ・ネクタイ
- ・靴下
- ・靴
- ・ベルト
- ・アクセサリー小物
喪服・平服

喪服には結婚式など冠婚葬祭のすべてで着用できる礼服と、お葬式や法事・法要の弔事に特化した喪服とがあり、ウール100%やドスキンやタキシードクロスなどの良質な素材です。
お葬式にふさわしく、光沢のない漆黒の深い黒色をしているのが大きな特徴で、体型に合わせるビジネススーツよりもゆったりとしたシルエットが特徴といえます。
新調する際は長年着用できるよう、スライド式のアジャスターが付属しているパンツの喪服を選べば、体型の変化による買い直しの心配もないでしょう。
ビジネススーツなど平服を着用する際は、黒・濃紺・ダークグレーといったダークスーツを選びます。目立ちにくいピンストライプは許容範囲内ですが、赤みのある茶系は避けるのが無難です。
ワイシャツ

お葬式では、柄のない無地の白いワイシャツを選びます。織柄の入ったワイシャツや、襟元にボタンの付いたボタンダウンなどのカジュアルなワイシャツは避けましょう。
襟はシンプルなレギュラーカラーが最良ですが、ワイドカラーでも構いません。
暑い夏場は半袖のワイシャツを着用しても問題ありませんが、葬儀の儀式中は基本的に上着を着用するのがマナーです。
一般的に斎場や火葬場はエアコンが完備されていて快適な室温ではありますが、施設の室温に問題がある場合は、葬儀社へ依頼をして調整してもらうか、指揮を仰ぐとよいでしょう。
ネクタイ

お葬式のネクタイは、漆黒で高品質なシルク素材が適していますが、光沢のない無地の黒色のネクタイならポリエステルなどの素材でも問題ありません。
ネクタイの結び方は、プレーンノット(シングル)やウィンザーノットとして、結び目の下にディンプル(くぼみ)ができないようにします。
急なお葬式で、仕事帰りにビジネススーツでお通夜へ参列する場合は、マナー違反にならないよう、濃紺や濃いグレーなどのネクタイを選びましょう。
平服の略喪服で参列する際は、織柄やストライプやボーダー、ドット、チェックなど、柄の目立ちにくいネクタイなら支障ありません。
靴下

お葬式の靴下には、弔事用や礼服用などがありますが、織柄やワンポイントなどの靴下は避け、光沢のない黒い無地の靴下であれば普段使いのビジネスソックスで構いません。
ただし、丈はふくらはぎの中央あたりのクルーソックスや、ふくらはぎが隠れるハイソックスとします。
丈の短いスニーカーソックスやアンクルソックス、ショートソックス、指付きなどのカジュアルな靴下は、若い男性でもお葬式には不向きのため控えてください。
靴

お葬式に最適な男性の靴は、黒色でフォーマル用のつま先の指の付け根の部分に横筋が入ったストレートチップ、もしくは横筋のないプレーントゥで、材質は本革・合皮など自由です。
紐を通す甲の部分が本体の内側に縫われている内羽根式になっているもの、もしくは本体と一体になっているタイプが最良ですが、手持ちの靴が外羽根式ならそれでも構いません。
また、高齢者などの足の悪い方がウォーキングシューズなどを履くことや、レインブーツやスノーブーツを履くことも問題ないため、安全性を最優先に最適な靴を選びましょう。
ただし、黒でも光沢のあるエナメル素材や、動物の殺生を連想させるパイソンやクロコダイルなどの柄、ローファーや金具が付いた靴など、華美な靴やカジュアルな印象の靴は避けましょう。
ベルト

男性はお葬式でベルトが必須アイテムとなります。ちょうどよいサイズの喪服のパンツでも、基本的に黒いベルトをするのがマナーです。
靴と同じように、本革・PUレザーなど、どのような材質でも問題ありませんが、ヘビ柄・ワニ柄のような型押しや、光沢のあるエナメル素材は避けます。
ベルトのバックルはシルバーでも構いませんが、ベルト穴にハトメの金具が付いたカジュアルなタイプのベルトは避けてください。
なお、正喪服のモーニングコートではベルトではなくサスペンダーを使用しますが、身体的な事情があれば、準喪服や略喪服で黒や白のサスペンダーを使用しても構いません。
アクセサリー小物

お葬式ではネクタイピンやカフスは使用しません。男性が身につけられるアクセサリーは、結婚指輪のみとなります。結婚指輪以外の指輪や、ネックレスやピアスなどはマナー違反です。
ブレスレットタイプの念珠は正式な数珠とは違い、アクセサリーとみなされるため気をつけましょう。
なお、数珠などのお葬式で必要な持ち物については後述しますが、服装のみならず、持ち物でも男女で違いがあるため、間違いのないようご確認ください。
お葬式の女性の服装
お葬式で女性が準備するべき服装のアイテムについて、次の主要な順序で詳しく解説します。
- ・喪服・平服
- ・ブラウス
- ・ストッキング
- ・靴
- ・アクセサリー小物
喪服・平服

女性の喪服は男性と同じく、冠婚葬祭で着用できる礼服と、葬儀や法事向けの弔事用があり、形状はワンピースやジャケットがセットになったアンサンブルスーツが主体となっています。
喪服の生地は、光沢のない漆黒の素材であることがブラックフォーマルや一般的なワンピースとの大きな違いで、喪服はウールやジョーゼットなど、シワになりにくい素材が一般的です。
喪主や親族でなければ、急なお通夜では、黒や紺、ダークグレーのブラウスとスカートやパンツ、ジャケットなどをコーディネートして参列しても構いませんが、女性は肌の露出を控えることがマナーとなっています。
華やかな服装は避け、夏場でも肘が隠れる五分袖以上、スカートの丈は膝下5cm以上とします。ノースリーブやシースルーはタブーとなるため、カーディガンなどを羽織るとよいでしょう。
ストッキング

女性はお葬式に際して靴下ではなく、肌が少し透けるぐらいの黒いストッキングを履くのがマナーで、一般的に厚みは20デニール前後から30デニール以内が目安です。
喪服用のストッキングもありますが、寒い冬場はタイツでも問題なく、近年は110デニールでも肌が透けているように見える、フェイクタイツも市販されています。
また、パンツスタイルで参列する方がショートストッキングを着用する場合も、黒いストッキングを選びましょう。
ケガなどの事情によってストッキングを履くのが難しく靴下を履く場合は、黒い無地のハイソックスが最良です。
靴

お葬式に最適な靴は、ヒールの高さが3〜5cm程度のミドルヒールの無地の黒いパンプスで、高いハイヒールやウェッジソール、かかとのないフラットなパンプスは控えるのが基本です。
形状はつま先部分が丸みを帯びたラウンドトゥや四角いスクエアトゥが好ましく、つま先の開いたオープントゥや先の尖ったポインテッドトゥはお葬式にふさわしくありません。
本革でも構いませんが、動物と分かりやすい皮革のスウェードやパイソン・クロコダイルなどの材質や型押し、光沢のあるエナメル素材などは避けましょう。
なお、男性と同様に、天候によってレインブーツやスノーブーツを着用しても問題なく、高齢者や足の悪い方はフラットな靴やウォーキングシューズなどでも構いません。
アクセサリー小物

お葬式のアクセサリーは基本的に結婚指輪のみですが、女性は落ちきのある白、もしくはグレー系や黒系のパールの一連ネックレス・イヤリング・ピアスなら身につけられます。
真珠には、悲しみの涙を表現する意味合いがあるとともに、女性らしさを引き立てる役割があるため、パールのアクセサリーを持っている方は活用しましょう。
ただし、ネックレスとイヤリング・ピアス以外のアクセサリーは真珠であってもNGのため、ブレスレットなどは装着しないようにしてください。
髪をまとめる際のヘアピンやゴムも、基本的には黒で装飾が付いていないものを選びますが、髪型については後述しますので、どうぞご参照ください。
お葬式の子供の服装
お葬式で子供が準備するべき服装のアイテムについて、次の順序で詳しく解説します。
喪服・平服

お葬式の子供の服は、わざわざ購入する必要はなく、幼稚園や学校で制服があれば、シャツやブラウスを含めて制服を活用するのが手軽で便利です。
赤などの派手なネクタイやリボンは外すだけで問題ありませんが、気になる場合は男の子なら黒いネクタイ、女の子なら黒いリボンなどをあしらうのも良いでしょう。
平服の場合は、白や黒のシャツやブラウスに、黒・紺・グレーなどのパンツやスカート、カーディガンやジャケットなどコーディネートします。シャツやブラウスの代わりにポロシャツでも構いません。
赤やピンクなどの色合いや、キャラクターなどの目立つ柄の洋服は避け、モノトーン系のシンプルな服装にしてあげてください。
靴下

お葬式の子供の靴下は、無地の白もしくは黒やグレーのクルー丈、もしくはハイソックスが最良です。
華美な色合いや、目立つフリルやリボンなどの装飾、織柄などのないシンプルなタイプの靴下を選びましょう。
ただし、短い丈のスニーカーソックスやアンクルソックスのほか、長い丈のニーハイソックスはカジュアルな印象を与えるため、お葬式には不適切です。
タイツを着用する場合も、黒・紺・白など、できるだけ目立ちにくいカラータイツを選んでください。
靴

子供の場合、お葬式では黒や茶色などのフォーマルシューズやローファーのほか、学校指定のシューズや、黒・紺・白・グレーなどのスニーカーでも問題ありません。
履きなれない靴で足を傷めてしまうことのないよう、革靴など硬い素材のフォーマルシューズは葬儀用として持ち歩き、斎場までの道のりは普段履きを利用するのも一つの方法です。
また、子供は大人とは違って喪服や靴を常に用意しておく必要はなく、むしろ万全なコーディネートは、死を待っていたかのような印象を与えかねないため気をつけましょう。
基本的に華美で目立つ色柄の靴や、泥汚れなどのない洗った靴を履くことを条件とみなしておけば、手持ちのシューズで問題ないことを知っておくことが大切といえます。
お葬式で喪服がないときの対処法
お葬式で喪服がないときの対処法は、一般的に次の2つとなります。
ダークカラー・モノトーン系の平服を選ぶ

一般参列者の立場では、男性・女性、大人・子供を問わず、略喪服に相当する黒・紺・グレーなどのダークカラーやモノトーン系の平服を着用してお通夜へ参列しても問題ありません。
しかし、お通夜の翌日の葬儀・告別式は、きちんと喪服を着用するのがお葬式の服装マナーのため、遺族から参列の要望があれば、素直に喪服がないことを伝えるのが最良です。
やむを得ず平服で葬儀・告別式へ参列する際は、あらかじめ遺族から喪主へ承諾を得てもらい、「このような服装で申し訳ございません」と、一言挨拶しておきましょう。
なお、家族葬や一日葬では、喪主や遺族の意向で「平服でお越しください」と希望する場合があり、その際は葬儀・告別式へも平服で参列して構いません。
一方で、遺族や親族は家族葬でも準喪服を着用することが一般的で、三回忌までの法事・法要の服装は準喪服が多いため、準備するのがおすすめです。
喪服をレンタルで借りる

喪服はレンタルで借りることが可能で、一般的に葬儀社へ相談すると提携している貸衣装店を紹介してもらうことが可能です。
急なお葬式で喪服のサイズが合わないなど、トラブル発生時には利用する斎場の葬儀社へ相談してみると良いでしょう。
また、喪主や喪主の妻、親族などが正喪服の和装やモーニングコートを着用したい場合、斎場内で着付けやヘアアレンジまで一括して対応してもらえるケースも多いです。
喪服のレンタル料は5,000〜20,000円程度が相場となっていますが、和装はより高価となっていますので、あらかじめ料金を確認のうえ相談すると良いでしょう。
お葬式の服装以外の身だしなみ
お葬式では、服装以外にも気をつけたい身だしなみがあるため、ポイントをまとめて解説します。
髪型

お葬式では髪型にマナーがあり、黒髪で肩につくミディアムヘア以上の長い髪は、黒いヘアゴムなどで耳より下の低い位置で一つ結びやお団子結びにするのが基本です。
遺族や参列者との挨拶のシーンのみならず、お焼香や合掌など、お葬式ではお辞儀をすることが多いため、髪が乱れやすい方はヘアピンなどでしっかりと留めてまとめます。
茶髪や目立つヘアカラーは黒髪に戻し、男性もロングヘアの方は一つ結びにして、整髪料を使用する際は無香料タイプでなるべく艶が出ないように少量のみ使いましょう。
ヘアアクセサリー

お葬式で使用しても問題ないヘアアクセサリーは、光沢のない黒一色のもので、ヘアゴム、ヘアピン、シニヨンカバー、バレッタ、バナナクリップなどです。
タレの短いもので光沢がなく、シンプルなリボンは許容される場合が多く、女性や子供はリボン付きのアクセサリーを使用しても良いでしょう。
お通夜への参列なら、紺色や焦茶色のヘアゴムでも支障ありませんが、お葬式では基本的にお洒落は必要ないことを理解しておいてください。
メイク

女性は素っぴんではなく、片化粧と呼ばれるナチュラルメイクが基本で、ファンデーションとリップやピンクベージュの口紅など、簡単なお化粧をするのがマナーです。
チークはせず、目元は何もしなくて問題ありませんが、必要ならベージュや薄いブラウン系のアイシャドウのみとし、アイライナーやマスカラは使用しません。
アイブロウを使用する際は、涙で眉が滲まないよう、ウォータープルーフのタイプを使用すると良いでしょう。
爪・ネイル

お葬式ではネイルはせず、爪は清潔に短く切っておくのが基本ですが、急な葬儀でネイルオフできない場合は、ネイルコンシーラーなどのネイル隠しをしましょう。
短いネイルで、目立ちにくいマット感のあるベージュ系ならそのままでも問題ありませんが、お焼香では多くの参列者に注目されるため、非常識とみなされないようご注意ください。
とくに遺族の立場では、葬儀後も弔問客の訪問や、四十九日の法事・法要があるため、四十九日を過ぎるまではネイルはオフするのがおすすめです。
お葬式の持ち物
お葬式で必要な持ち物について、必ず持参するべきものと、あると便利なものについてご紹介します。
必ず持参する持ち物
お葬式へ必ず持参する持ち物は、次のとおりです。
- ・袱紗・お布施またはお香典
- ・数珠(仏式の場合)
- ・ハンカチ・ティッシュ
- ・財布
- ・携帯電話
- ・フォーマルバッグ(女性のみ)
あると便利な持ち物
お葬式であると便利な持ち物は、次のとおりです。
- ・サブバッグ
- ・折りたたみ傘・日傘
- ・防寒対策や熱中症対策の季節用品
- ・マスク
- ・メイク用品
- ・予備のストッキング
葬儀の服装でよくある質問
お葬式の服装でよくある質問についてご紹介しますので、気になる項目があればぜひチェックしておきましょう。
葬儀のコートやジャンパーでNGなのは?
お葬式では毛皮やファーの付いたコート、革ジャンパーなどはNGですので、必ず避けてください。
光沢のある素材もタブーのため、ダウンジャケットやウインドブレーカーには注意が必要ですが、レインコートとしての目的の場合なら問題ありません。
葬儀の服装でNGな素材は?
一般的に大人は、葬儀で次のような素材やアイテムを控えるのがマナーです。
- ・動物の殺生を連想させるもの:毛皮・皮革・スウェード
- ・光沢のあるもの:ベルベット・ナイロン・サテン・キュプラ・エナメル
- ・カジュアルなもの:デニム・ニット・襟のないシャツ・トレーナー
- ・装飾のあるもの:レース・ボア・金具・ラメ・ビーズ・スパンコール
- ・華美なもの:柄付き・シースルー・ベルスリーブ
葬儀の高齢者や車椅子の方の服装は喪服でなければダメ?
高齢者や車椅子の方は、無理をして喪服を着用する必要はなく、男女ともにゴムの通った黒いパンツスタイルにするなど、動きやすさを重視した服装にしましょう。
可能であれば、略喪服として黒・紺・ダークグレーなどのコーディネートがベストですが、身体的な事情に合わせた服装で構いませんので、靴下や靴も動きやすさを最優先にしてください。
まとめ:お葬式の服装や身だしなみは男性や女性や子供も5つのポイントがある!
お葬式の服装について、押さえるべき5つのポイントや、具体的な男性・女性・子供の身だしなみと、喪服がない場合の対処法などを解説しました。まとめると次のとおりです。
- ・お葬式の服装や身だしなみでは5つのポイントがあり、①喪服を着用して全身を黒で統一する ②清潔感や清楚感を重視する ③肌の露出を控える ④光沢や柄を避ける ⑤お洒落をせずシンプルな身だしなみにするを押さえる。
- ・お葬式では男女ともに喪服が基本で、男性は白いワイシャツと黒い靴下・靴・ベルト、女性は黒いストッキング・パンプスを揃え、子供は制服を代用しても問題ない
- ・お葬式で着用する喪服は3種類があり、近年は一般的に喪主や遺族側も一般参列者側も準喪服と呼ばれる漆黒のスーツやワンピース・アンサンブルを着用し、略喪服は平服と呼ばれ、急なお通夜では平服で参列しても構わない
- ・葬儀で喪服がない場合、一般参列者はお通夜ならダークカラーの平服で参列しても問題なく、喪服は葬儀社や貸衣装店のレンタルで借りることもできる。
弘善社は北海道の旭川市を中心に、北見市や網走市で斎場を運営する葬儀社として、地域の皆さまのお葬式や喪服のご用意などに関するご質問やご相談を無料で承っています。
生前の終活から葬儀後のご供養に関することまで、ご本人様やご遺族が一括してお任せいただける万全なサポート体制を導入していますので、葬儀のご相談もどうぞお気軽にお寄せください。