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お葬式のこと

お葬式の持ち物チェックリスト!葬儀場の宿泊で確認するべき3つのポイント

お葬式に際して、葬儀場へは何を持っていったらいいのか、急な必要品の準備にお困りの方もいらっしゃるでしょう。

とくに遺族や親族など、葬儀場へ宿泊する方の中には、できるだけ荷物を少なくしたいという方も多く、持ち物に迷いがちです。

余計な荷物を軽減しつつも、必需品をしっかりと揃えてお葬式で困らないようにするにはコツがあり、事前に葬儀場について確認しておくべきポイントがあります。

そこで本記事では、お葬式で宿泊する方の持ち物について、確認事項を解説のうえ、具体的な持ち物リストをご紹介します。

そもそも葬儀場へ宿泊するかどうか迷っている方の判断方法や、宿泊しない場合の持ち物リスト、葬儀の持ち物でよくある質問までご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

お葬式で葬儀場に宿泊するかどうかの判断方法

葬儀場への宿泊

お葬式で葬儀場に宿泊するかどうかを決めるには判断方法があり、次の3つの条件をすべて満たす方は宿泊するのが最適となるため、迷っている方はぜひ確認してみましょう。

  1. ①葬儀形式がお通夜と葬儀・告別式の2日間のお葬式
  2. ②葬儀場に利用できる宿泊設備がある
  3. ③喪主や親族が宿泊を承諾している

①葬儀形式がお通夜と葬儀・告別式の2日間のお葬式

葬儀形式 人数目安 日数 特徴
一般葬 30名以上 2日間 会葬者を無制限で招く2日間のお葬式
家族葬 30名以下 2日間 少人数で行う2日間のお葬式
一日葬 30名以下 1日 お通夜を省略して1日で行う家族葬
直葬・火葬式 数名 1日 火葬のみを目的とするお葬式

お葬式には種類があり、基本的に葬儀場へ宿泊するのは、お通夜と葬儀・告別式を2日間にわたって執り行う葬儀形式の「一般葬」と「家族葬」の場合です。

1日目のお通夜では、夕方に集合をして5〜7時頃から、読経や焼香を行う通夜式をした後、通夜振る舞いの会食をして解散となり、翌日の2日目は午前中から葬儀・告別式や火葬を行います。

遺族はお通夜の日に葬儀場で故人と最後の夜を過ごすのが一般的で、遠方から参列する親族も移動時間を省けるよう、葬儀場や近隣のホテルへ宿泊するのが通例となっています。

②葬儀場に利用できる宿泊設備がある

葬儀場によっては宿泊設備が整っていない場合や、宿泊に際して条件を伴う場合があります。また、宿泊が可能でも個人によっては不向きなケースがあるため、次のような問題がないかどうかを確認しましょう。

  • ・事前予約が必要な場合がある
  • ・部屋の広さにより人数制限がある
  • ・仮眠しかできない狭いスペースの場合がある
  • ・対象者が喪主や親族に限られる場合がある
  • ・車椅子や足腰が悪い方にとって不便な施設がある

③喪主や親族が宿泊を承諾している

葬儀場への宿泊は次のような理由から、喪主や親族が宿泊を承諾している必要があり、自分本位に決定するとトラブルになる可能性があるため避けましょう。

  • ・喪主が葬儀場へ申し込む必要がある
  • ・遺族や親族の意向で宿泊者を決める場合がある
  • ・遺族が家族のみで宿泊を希望する場合がある

葬儀場へ宿泊する際は、基本的に喪主が葬儀場や葬儀社へ申し込む必要があり、宿泊者は喪主や遺族をはじめ、身内で話し合って決めることが一般的です。

故人の親や兄弟姉妹などの血縁関係を重視したり、お通夜に線香を絶やさない「寝ずの番」を行う方を優先して宿泊対象にしたり、移動の負担を考慮して高齢者などを優先するケースもあります。

お葬式で葬儀場へ宿泊できない場合の対処法

葬儀でホテルに宿泊

葬儀場へ宿泊できない場合は、次のいずれかの方法で対処するようにしましょう。

遺族や親族などほかの参列者へ相談する

お葬式の宿泊について困ったことがあれば、まず遺族や親族へ相談をして、宿泊者の調整や身内の自宅への宿泊などを検討してもらうようにしましょう。

とくに故人の血縁者や故人と親しい方は、精神的に寂しさや不安が募りやすいため、身近な方やほかの方と一緒に過ごすことで安心感を得やすくなります。

見知らぬ土地や慣れない場所の葬儀場への交通アクセスで困らないためにも、頼りやすい遺族や親族へ素直に相談するのがおすすめです。

葬儀場の近くのホテルを予約する

葬儀場に宿泊できない場合は、斎場の周辺にあるホテルを予約することも多くあり、葬儀社へ相談すると最寄りのホテルを紹介してもらえる場合もあります。

遺族や親族が手配している可能性もあるため、ホテルを予約する際は予約が重複しないように、必ず先に近親者へ報告してから手続きしましょう。

お通夜と葬儀・告別式のどちらかに参列する

親族はお通夜と葬儀・告別式の両方に参列するのが理想的ではありますが、宿泊できない事情がある場合は、どちらか都合の良い日に参列してください。

席次や料理などの準備が必要となるため、あらかじめ喪主へ参列する日程を伝えて、遠方からの参列の場合は、交通機関の予約状況や時間調整に注意しましょう。

お葬式で葬儀場に宿泊する際の持ち物は3つのポイントを事前に確認しよう!

葬儀の持ち物

葬儀場へ宿泊する際の持ち物は、事前に次の3つのポイントを確認して無駄な荷物を削減し、必要品をしっかりと揃えるようにしましょう。

①葬儀場の施設と設備や口コミまでチェックする

口コミ評価・レビュー

葬儀場の施設や設備についてあらかじめ確認し、利用者の口コミ評価まで詳しくチェックしておくと、状況がより分かりやすくおすすめです。

  • ・エアコン完備などの室内の空調環境
  • ・浴室の有無や共同使用などの利用条件
  • ・バリアフリーや多目的トイレなどの設備
  • ・老朽化や衛生面の管理状況に関する問題点
  • ・利用者の口コミ評価のチェック
  • ・個人的に気になる点の確認

葬儀場に関する不明点は、葬儀場や葬儀社の公式サイトで確認することができます。 電話やメールで問い合わせることも可能です。 口コミについてはGoogleマップの口コミ評価を確認すると良いでしょう。

多くの葬儀場は、お葬式の控室を寝室として利用し、貸布団の準備ができることが一般的ですが、施設や設備の老朽化などにより、防寒対策や熱中症対策が必要なケースもあります。

防寒対策としては、バスタオルやひざ掛け、カーディガンなどの保温できる上着を用意し、熱中症対策では、接触冷感素材の着替えや扇子などを持ち物に加えましょう。

高齢者や足の悪い方などは、杖などの補助具の必要性も確認しておくと安心です。

②タオルやアメニティ用品やドライヤーの確認

アメニティグッズ

葬儀場によっては、入浴用品やアメニティ用品が準備されているケースもあるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

  • ・タオル類の貸し出しの有無
  • ・シャンプーや石鹸などの入浴用品
  • ・歯ブラシやヘアブラシなどのアメニティ用品
  • ・ドライヤーや鏡などの備品

言い換えると、たとえ入浴ができて洗面台がある場合でも、葬儀場によっては備品やアメニティ用品がなく、持参する必要があるため注意しましょう。

③飲食の持ち込みができるかどうか

飲食の持ち込み

葬儀場によっては飲食の持ち込みが自由にできるため、夜食や朝食などの軽食やおやつとして、持ち物に含めることも可能です。

ミニキッチンや冷蔵庫・電子レンジ・ポットなどの家電が設置された斎場もあるため、気になる方は設備までチェックしておくと良いでしょう。

お葬式の持ち物のチェックリスト

お葬式の持ち物チェックリスト

お葬式の持ち物について、持ち物のチェックリストをご紹介します。PDFとしてもご用意しましたので、プリントアウトしてご活用ください。

葬儀で必要な持ち物

葬儀の持ち物 葬儀で必要な持ち物は次のとおりで、宿泊する方は喪服を着用して出かけると荷物を軽減できます。
  • ・数珠
  • ・袱紗(ふくさ)に入れたお香典(喪主はお布施)
  • ・ハンカチ
  • ・ティッシュ
  • ・財布
  • ・携帯電話
  • ・セレモニーバッグ(男性は不要)
  • ・雨具や季節用品(ひざ掛け・扇子など)
  • ・喪服一式

葬儀場への宿泊に必要な持ち物

スーツケース・ボストンバッグ 葬儀場への宿泊に必要な持ち物は次のとおりで、男性はネクタイや替えのワイシャツや靴下、女性もインナーや替えのストッキングを忘れないようにしましょう。
  • ・入浴用品(タオル類・シャンプー・リンス・石鹸)
  • ・洗面用品(歯ブラシ・歯磨き粉・洗顔料・スキンケア用品)
  • ・メイク用品・整髪料
  • ・着替え(下着・部屋着兼パジャマが便利・ワイシャツ・インナー・ネクタイ・靴下・ストッキング)
  • ・防寒対策や熱中症対策の用品
  • ・マスクや常備薬
  • ・納棺する副葬品や写真など故人の思い出の品
  • ・携帯電話の充電器
  • ・予備のハンカチ
  • ・筆記用具

お葬式の持ち物チェックリストPDF

お葬式の持ち物について、チェックリストPDFは以下よりダウンロードできますので、印刷してお使いいただけます。

お葬式の持ち物チェックリスト

お葬式の持ち物や葬儀場の宿泊でよくある質問

よくある質問

お葬式の持ち物や葬儀場の宿泊でよくある質問についてご紹介しますので、気になる項目があれば確認のうえ参考になさってください。

お葬式の宿泊代は誰が支払うの?

一般的に葬儀場へ宿泊した場合の利用料や貸布団の料金、葬儀場で提供される料理の飲食代などは葬儀代の請求費用に含まれることになり、喪主がまとめて支払います

気になる場合は、葬儀や後々の法事・法要でお香典を多めに包んで渡すことで、お礼の気持ちを伝えると良いでしょう。

一方で、ホテルへの宿泊代や交通費、個人的に購入した飲食代などは、参列者の自己負担となるのが一般的です。

斎場へ宿泊するのは怖い?

かつての葬儀場は冷ややかで怖いイメージもあったと思いますが、近年は全国的に家族葬専用の斎場など、ご自宅やホテルのような明るくアットホームな環境の葬儀場が増えています

テレビやWi-Fiなどを完備した居心地の良い快適な葬儀場もあるため、臆病な子どもたちへも怖い印象を与えるケースは少ないといえるでしょう。

遠方から来てもらうお坊さんの宿泊費や交通費はどうしたらいい?

檀家の方はお葬式でお付き合いのあるお寺のお坊さんを呼んで、読経供養してもらうことが一般的ですが、その際の宿泊費や交通費はお布施やお車代へ含めて現金で支払います

あらかじめお坊さんへ相談をして、喪主や遺族側がホテルを予約するべきかどうかなどを確認し、ホテルから葬儀場への移動に必要なタクシー代などもまとめて包みましょう。

まとめ:お葬式の持ち物チェックリストを紹介!葬儀場への宿泊は3つのポイントを確認しよう

お葬式のチェックリスト

本記事では、お葬式の持ち物についてご紹介しました。荷物を軽減するために確認するべきポイントや、葬儀と宿泊で必要な持ち物をそれぞれチェックリストとして記載しましたが、まとめると次のとおりです。

  • ・お葬式で葬儀場へ宿泊するには、葬儀形式がお通夜と葬儀・告別式の2日間のお葬式で、葬儀場に利用できる宿泊設備があり、喪主や親族が宿泊を承諾している必要がある。
  • ・葬儀場へ宿泊できない場合は、遺族や親族などほかの参列者へ相談するか、葬儀場の近くのホテルを予約する。もしくは、お通夜か葬儀・告別式のいずれかへ参列して対処する。
  • ・お葬式で葬儀場へ宿泊する際は、余計な荷物を軽減して必要品を適切に用意するため、①葬儀場の施設と設備や口コミまでチェックする ②タオルやアメニティ用品やドライヤーの確認 ③飲食の持ち込みができるかどうかの3つのポイントを事前に確認する。
  • お葬式の持ち物チェックリスト

北海道の葬儀社「弘善社」では、大人数の参列者にも対応できる広々とした葬儀場の中央斎場と、コープの家族葬ウィズハウスを運営しています。

旭川市・北見市・網走市で、赤ちゃんからお年寄りまで、快適に寛げる設備を運営し、お客様の手荷物を軽減するためアメニティグッズやドライヤーをご用意していますが、気になることがあればお気軽にお問い合せください。

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